子どもは勉強したいと思っている〜新しい教育を創る〜
今回は「勉強をさせる」ということについて深く考えてみたいと思います。
僕がいつも「勉強」について話すときに、相手が「勉強」についてどう思っているかで、噛み合わないときがあります。
大きく2つの前提があります。
「勉強を楽しいものだと捉えているか?」
「だいたいの子どもたちが勉強好きだと考えているかどうか?」
僕は、両方とも「はい」「YES」という立場でものごとを考えています。
みなさんはいかがでしょうか?
余談ですが…勉強を教えたり、教育に携わる人には、せめて「勉強は楽しいもの」「勉強好き」の人であってほしいと思います。
この前提が違うと、議論がチグハグになってしまいます。
例えば、今の教育を進める人たち、文科省・教育委員会(教育課程を作成する)や学校(教育現場)では、
「多くの子どもにとって勉強はつまらないもの」
「勉強嫌いの子が多い」
と捉えているような施策ばかりです。
正直、子どもたちも勉強を教える先生方すらも信頼していないようなシステムしか提案されていません。
そのような前提の元での取り組みだからこそ、多くの子どもたちが「勉強嫌い」になってしまいます。
(もちろん、みんな同じ状態というのはありえないので、多くの子たちにとって、という話です。)
できれば、多くの子たちが勉強を好きで、社会に出るような学校でありたいと思っています。
1.みんな「賢くなりたい」と思っている
僕が出会ってきた子ども達は例外なく、賢くなりたい・できるようになりたいと思っていました。
子ども達はみんな、向上心の塊でした。
赤ちゃんとして生まれて、自然と言葉を学び、歩けるようになり、大人の行動を真似して、子どもたちは成長します。
成長するためには「知的好奇心」がとても大切であり、だから、すべての子どもたちが「知的好奇心」を持って生まれてきます。
そのことを忘れて、勉強=つまらないものという概念で、教育を考えてしまうと、その「知的好奇心」を失わせることになってしまいます。
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