目指す教育を描く〜フリースクール開校までの軌跡〜
このいろスクールの開校は、学校教育が見てられなかったからです。
子ども達にとって、本当にいい環境だと言えないと感じていたからです。
もう自分がやるしかない、やりたいと決めたから、開校につながりました。
目指す世界は、今の学校教育ではありません。
「このいろ」が、子どもも大人も輝ける社会の一端を担う未来を創っていきたいと思います。
1.あるおばあちゃんの言葉
フリースクールを利用している児童のおばあちゃんの話を聞いたときです。
お孫さんが学校に行くことを嫌がっていて、とても難儀していたそうです。
たまたまそのタイミングで「このいろ」ができました。
その子は、とても明るく活発で笑顔が素敵な女の子です。
欠席が続くと、学校からの連絡があります。
「明日は登校できるように声掛けをお願いします」
「10時から健康診断があるので、その時間だけでも登校させてください」
保護者の方々は、学校に行くことを嫌がる子どもと登校してもらいたい先生方との板挟み状態になります。
このおばあちゃんも同じような状況でした。
家族みんなでなんとか子どもを説得して学校に通わせる毎日…
だんだんと嫌々が増していく子どもと、連携と言う名の学校からのプレッシャー…
だから、
「フリースクールができて救われました!」
何度も何度もそう言われました。
そして、こうもおっしゃいます。
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