先取りの人生になっていませんか?〜新しい教育を創る〜
赤ちゃんが生まれると、発達の様子が気になってきます。
平均的な発達ができているかどうか?
体や言葉の発達の程度は同級生と同じくらいか?
体重や身長の偏りはないか?
ご飯を食べる量は?
お母さんは、いろいろな情報を得て、自分の子どもと平均値を比べ、安心したり不安になったりしています。
1.平均と比べる意味
僕は、いつも平均と比べて、できるできないとか早い遅いとか、子どもたちを判断してしまうことはもったいないと感じてしまいます。
人間なので、早く歩く子もいれば遅く歩く子もいます。
それぞれのペースでいいですし、それが自然です。
小学校に入学すると、発達に加えて成績を平均値と比べます。
人と比べて、自分は点数が高いとか低いとか、とても気になります。
もちろん、できるようになるために努力することは大切なことだと思います。
でも、努力の動機が他人と比べられる偏差値だと寂しく感じます。
「比べるのは、昨日の自分」
であってほしいと思います。
昨日よりも理解できることが増えたか、できなかったことができるようになったか、自分の成長が一番重要です。
今は、毎年の気温など、あらゆるものごとを平均と比べます。
平年よりも暑い、寒い、雨が多い、少ない…
自然はそのようなものです。
そのことを忘れて、機械的な毎日が来ることを良しとするようなものの見方は、自分たちの価値観を狭めていると思います。
平均と比べることで、いたずらに不安感が広がっている気がします。
あるがままに子どもの姿を見つめること、お母さんの感性を大切にすることが、たくさんの情報に囲まれているせいでできなくなっています…
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