【あがり症改善】自信がないときの話し方
Q:「私は現在就職活動中ですが、面接での緊張感から、話すことに強い苦手意識があります。今後の仕事においても、少しでも自信を持って話せるようになりたいと思い、申し込ませていただきました。よろしくお願いいたします」
セミナーにお申し込みいただいた方からのメッセージですね。いつもありがとうございます!
今回は、「面接での緊張」と、「今後の仕事でも自信を持って話せるようになりたい」ということですね。
面接であれば、いろいろ準備して練習すれば、段々と自信がついてくると思いますが、普段の仕事となると、毎回準備するのは大変ですよね。
会議では、バンバン話が進んで、即興で答えないといけなかったり、急に何かを聞かれて即答しなくてはいけなかったり。準備できないことの方が多いです。
なので、今回は「準備しましょう」的な話はいったん置いておいて、
自信がないときにどう話すか?
ここに特化してお伝えしたいと思います。そのほうが今後の仕事に活きてくるような気がします。
自信がないように見えることは別物
さて、今回の結論は、自信がないことと、自信がないように見えることは、別物ということです。
自信がないときって、どんな話し方になります?
例えば、
「ええっと…、そう言われると自信がないのですが…、私はこっちの方がいいと思うんですけど…、モニョモニョ…」
ってなりそうですよね。
普段、仕事をしていると、自信のないことを話す機会はたくさんあります。
だからといって、自信がなさそうに話さなくてもよさそうですよね。
自信がなさそうに話さなくてもいい
パワーポーズという理論があります。これは、ハーバード・ビジネス・スクールで教員を務めたエイミー・カディ教授がおっしゃるものです。
カディ教授は、ダボス会議に呼ばれたり、BCCの「世界に影響を与える女性100人」に選ばれたり、TEDのプレゼン動画も爆発的に再生されています。
「パワーポーズ」とは、自信に満ちたポーズを取ることで、自信が湧いてくるというものです。これを緻密に実験されたのが、エイミー教授です。
例えば、スーパーマンのポーズを取ると、自信を高めるテストステロン(いわゆる男性ホルモン)が19%増加するとか、ストレスを感じさせるコルチゾールが25%減少するとか。そういう色々な実験をされている方です。
そういう難しいことを抜きにしても、体が心に与えている影響ってありそうな気がしませんか。
例えば、肩を落とした状態で、「私には夢があります…。必ず…成就…させたいと…思います。私にはできると…信じております…」と、ボソボソしゃべっている様子を見たら、なんだか自信なさそうに見えますよね。
逆も真なりです。
「ええっと…、そう言われると自信がないのですが…、私はこっちの方がいいと思うんですけど…、モニョモニョ…」
と話すのも、
「そう言われると自信がないのですが、私はこっちの方がいいと思うんです!以前にもこんなことがありましてね…」
と、胸を張って堂々としゃべると、全く違う印象を与えます。
自信があるように話すのは勇気がいる
とはいえ、自信のないことを自信があるように話すのって、結構勇気がいりますよね。
これがカケなのです。
自信がないことを、自信がないように話すと、自信がないように見える。
これは間違いないですね。
逆に、
自信がないことを、自信があるように話すと、結果は?
自信があるように見える or それでも自信がないように見える。
どちらかです。
でも、結果に選択肢が出てきます。
どのみち、自信がないことを、自信がないように話すと、自信がないように見えるのであれば、自信があるように話せば、うまくいく可能が出てくるわけです。
だから、どちらに転ぶかチャレンジしてみてもいいと思うんです。
非言語を変える
自信のないことを話すときに、猫背になる必要はまったくないし、下を向く必要もありません。
笑顔で、自信満々に「すみません、わかりません!」って言っていいんです。わからないものはわからないのですから。
上司から、「田中商事さんの金額感って、だいたい聞いた?ざっくりでもいいから聞いたんでしょ?」と聞かれて、『やべ、金額聞くの忘れた…(汗)』というときに、「いや、、、いまは金額をハッキリ言えないとか…なんとか…」とモニョモニョ話す必要はなく、
「すみません!聞くのを忘れました!至急確認します」
と言ってもいいわけです。
今回のまとめ
①自信がないからといって、自信がなさそうに話す必要はない
②伝え方次第では、自信がないことも自信があるように見える可能性がでてくる
言葉以外の非言語の部分(見た目、動き、声の覇気、目線)を気をつけるだけでも、伝わり方が大きく変わります。
面接でも「堂々としているな」と思われ、合格・採用という道が開けるかもしれません。詳細は動画でもお伝えしております。
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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