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中曽根陽子の今月の探究 2024年12月

こんにちは。
中曽根陽子です。

12月1日のメールレターをお届けします。

 今年もいよいよあと1ヶ月。早いですね。

最近暦を学んだのですが、今年は「甲辰(きのえ・たつ)」という年だったそうです。

甲には「はじめ」「はじまり」といった意味があり、「辰」年は“荒れ地を本格的に開墾して、作物を育てていくことになる”あらゆる物事が盛んになる”年。

そしてこの2つが組み合わさる「甲・辰」の年は、新旧対立の年、「大きな動きがあり、良い方向へ変わる」年だそうです。

また占星術では、約200年にわたって続いた土の時代が終わり、風の時代に変わる年。
一つの時代が終わり、新しい時代が始まるタイミングのようです。

そういう目線で、今年を振り返ると確かに、揺れて変化していく出来事がたくさん起きているなと思います。

皆様にとって、今年はどんな年でしたか?
残り1ヶ月。振り返りをする良いタイミングです。ぜひ振り返ってみてくださいね。

さて、私にとってこの1年は、これまでやってきたことが完了し、次に向かう準備の年になっているようです。

私はこの20年間ずっと教育の世界を見てきました。

振り返ってみると、教育の世界も新旧の対立が起きていて、徐々にそのきしみが大きくなっていく過程にあるようです。

例えば中学受験の世界も、偏差値を基準に受験に挑み、つらく苦しい“受験沼”に落ち込んでいる受験生と親がたくさんいます。そんな受験を変えたいなと思って、この20年、偏差値ではない学校選びや受験への向き合い方を訴えてきました。

10年前には全く受け入れられなかった脱偏差値の主張も、最近は共感してくださる人が多くなり、世の中の変化を感じています。

今は時代の変化とともに教育の世界も過渡期です。

これまで100年余り良いとされてきた教育が、時の流れに合わなくなってきて、見直しが始まっています。

一つの時代が終わって新しい時代が始まる暦の意味とも一致しているのは不思議です。

そもそも、なぜ私が教育に関心を持ったかというと、人はどう育つのかに関心を持ったからです。

親は子どもの幸せを願って最善を尽くそうとし、現実社会に適応させるために、その時々良いとされる教育を与えるのだと思いますが、社会が大きく変わっていく今、社会に適応するための教育ではなく、その子らしく育つ、輝くための教育が選べるといいなと思っています。

以下にご紹介しているさまざまな記事も、
今年出版した本も、
先日ご案内した「~ポジティブ心理学・脳科学による~親子で勝ちとる最高の合格実践講座」も、

皆さんのお子さんが持っている力を活かして、幸せになってほしいと願って作ったものなので、お役に立てたら幸いです。

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