「勉強しなさい! 」と100回言うより効果的なやる気の引き出し方とは
先日、新著記念講座、「脳科学✖️ポジティブ心理学に基づいた 子どものやる気の引き出し方」 を開催しました。
今回の本は受験生の親に向けて書いた本なので
参加された方の共通のお悩みは、「子どもがなかなか自分から勉強をしない」というもの。
「受験生なのにスマホ見てダラダラしている様子にイライラ。」
「約束していた時間になっても、机に向かおうとしない子どもに、つい口出ししてしまう。」
そこから親子ゲンカに発展して、結果的にムダな時間を使って、勉強は捗らない。
まあ、あるあるですね。
そこで、自分はどんな時にやる気になるのか
反対に、どんな時にやる気にならないのか
を考えてもらいました。
皆さんから出てきたのは
【やる気が出る時】
目標に向かっている時
褒められたり、結果がでたりして嬉しい時
ほどよく忙しいけれど、「これをやっていけば進んでいく」と道筋が見えている時
学んで自分の変化を感じた時
周りも頑張っている様子が見られる時
【やる気が出ない時】
誰かに指示された時
課題が大きく自分しか対処できないと思う時
気持ちが疲れてしまっている時
自由さがない時。やり方が決まっている時
自分にはかなりレベルが高そうだと思う時
どうでしょう。
これらをお子さんに置き換えてみたら、やる気が出ない理由や、
反対にどんな時にやる気が出るのか答えがあると思いませんか?
私たちは、子どものことを理解しているつもりでも、
大抵は、親の願望を押し付けがち。
挙げ句の果てに、つい次のような、言ってはいけない言葉を発してしまっていないでしょうか。
「あー全部言ってます〜」と苦笑いする皆さん。
でも、もし自分がこんなことを言われたら、やる気が出るはずもないですよね。
講座では、心理学に基づいて、やる気には6つの段階があることをお話しし、脳科学をベースに2種類の声かけを体験してもらいました。
そして、子どもとして、どんな気持ちになるかを感じてもらいました。
日頃かけている言葉が、相手にどう伝わっているかを考える余裕ができると、お子さんとの関係も変わって来るはずです。
最後に、今日の感想とやってみたいことを伺ったのですが
「子どもはご褒美よりも親の信頼が欲しいというところにジーンときました」
「信頼する気持ちがかなり不足しているなと感じました。具体的な声掛けや態度を考えようと思います」
「子どもたちは、何でも自分でできる力を持っているから、もっともっと信じて『できるよ!』と励ましていきたいなと感じました」
と言う嬉しい言葉が。
そして
「まずは自分の機嫌を取ることが大切だと思いました」
と言う感想も。
たった90分でしたが、皆さん笑顔になられて
あーこの時間を持ってよかったなあと嬉しくなりました。
皆一生懸命にお子さんに向き合っているからこそ、子どもとケンカにもなる訳で、でも、なんとかしたいと思うからこそ、こうして学びの時間も持とうとされているのですよね。
そんな自分を受け入れて、ご自身の心のコップを満たせたら、
きっと、お子さんのことを信頼することができるようになるのではないでしょうか。
講座では、ポジティブ心理学に基づいた、子どもが自律する子育てスタイルを紹介しています。
もし、この記事を読まれて、講座でお話ししたやる気の引き出し方を知りたいと思われたら、アーカイブもありますのでマザークエストまでお問い合わせください。
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