映画感想/『タイタニック』
3Dリマスター版の限定公開、観てきました。
実は『タイタニック』、きちんと最初から最後まで観たことがなかった。
時々金曜ロードショーでちら見しては、「絶対いつか観ないと(でも家のリビングで観るにはいささか集中力が足りない・・・)」と思い続けていたので、これを逃すでない!!と頑張って予約して観に行った。
予約できたのは朝一の回で、案の定寝坊しかけたけど、頭ボサボサのまま家を飛び出してなんとか間に合った(笑)
ディカプリオがとにかく格好良いのは知ってた。やっぱり格好良かった。
タイタニック号の沈没というとどうしても悲しいエピソードなので、
自分もそっち方向に引っ張られるかなぁと観る前は思ってたのですが
(というかそれがちょっと辛くて観るのを控えていたところもあるかもしれない。悲劇の結末を知ってるからどうしても観るのが憚られるというか)
それより何より、恋愛ドラマとして最高の映画だなと思いました。
もちろん、悲劇の歴史を伝える意味でもとても素晴らしい映画だと感じたのですが、
こんなに美しく人と人が惹かれあっていく様が描かれた映画だとは思わなかった。
たった数日の間に身を投げ出すほど恋に焦がれていくというのが、フィクションとしてではなくリアルに響いてきたなぁ、と。
身分違いの恋というと「ロミオとジュリエット」を思い浮かべますが、(ディカプリオ、ロミオとジュリエットもやってますよね、うっすら観た記憶が…)
その身分の違いも、タイタニック号の最後、一等客と三等客との結末の悲劇とも相まって、響いてくる。
なるほど、ここまでヒットする映画なわけです・・・。
それから撮影の技術には感服。1997年公開ですって。26年前にこれだけの映画が撮れたのですね。すごいなぁ。
劇場で観れてよかった!!