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2020年2月の記事一覧
『Sing in Sigh』創作ノート③ 他者と関わること、自分のなかの恥ずかしい自分と付き合うこと
本日いよいよ初日を迎える舞台「Sing in Sign」、おかげさまで初日の回は売り止めとのこと。明日の千秋楽を観劇&アフタートークする私も楽しみにしています。
本作では、耳の聞こえない方やLGBTの方など、一般にマイノリティとされる属性の人物を家族にもつ主人公を書いたのが、思えば私にとっては新鮮なことでした。
今までストレートプレイでは、わりとマイノリティ当事者の目線から作品を書くことが多かっ
『Sing in Sigh』創作ノート② 手話は言葉、日本語のためのツールじゃない。
『Sing in Sign』は、劇団campさんからの依頼で手話を使うことが劇中のストーリーに組み込まれているのですが、今回脚本を書いたことで、初めて知ったこと、気づかなかったけれど教えてもらったことが多々あります。
なかでも印象深かったのは「手話は福祉のツールではなく、言語である」ということです。日本語、英語、中国語、スペイン語その他もろもろ。世界には国や習俗が異なる色んな人々が生きていて、それ
『Sing in Sigh』創作ノート① 様々な人が自分らしい一歩を
2月15日(土)から16日(日)に、大阪の天王寺オーバルシアターにて上演される『Sing in Sigh』。
本作は、ドラァグクイーン、歌手、脚本家としてマルチに活躍中のエスムラルダさんと共作で脚本を書いた舞台なのですが、モスクワカヌ個人の振り返りを創作ノートとして書いてみたいと思います。
まず、『Sing in Sigh』のざっくりとしたあらすじは以下のとおり。
耳の聞こえない母が再婚