苔を石にくっつける
どうも、モスパラです
今回は「着生苔」のお話しをしていこうと思います
「着生苔」とは、石に苔をくっつけることです
もともとある苔をくっつけるわけではなくて、成長していく過程で、石に苔がくっついていくというイメージです
自然界でも苔は石にくっついていきます
山の中で苔を見たことがある方ならお分かりかと思います
倒木や石に苔がくっついて生えているのを見ることが出来ます
それを、人の手でやってみようという話です
それでは、手順を紹介します
用意するのは「溶岩石」という石です
その名の通り、溶岩が固まって出来た石です
小さな穴がたくさん開いており、苔が根を下ろしやすく、苔が着生しやすい石になります
今回はここにヒノキゴケをくっつけていきます
くっつけていく、というかくっついてもらいます
ヒノキゴケは多少茶色くなっていても問題ありません
輪ゴムのような「モビロンバンド」という素材で、ヒノキゴケを横向きに寝かせて、モビロンバンドで留めていきます
これで完成です
密閉性の高い容器で、ある程度光のある場所に置いて管理します
モスパラはLEDライトを8時間くらい照射している環境に置いていました
毎日の管理は、苔テラリウムと一緒で、毎日換気のために蓋を5分ほど開け、週に1度霧吹きします
6か月経過・・・
寝かせて巻き付けたヒノキゴケから新芽が出て成長しました
ここまで成長したら、モビロンバンドを切っても問題ありません
新しく生えてきた新芽は、切り取ってテラリウムにも使えます
もちろん、このまま石に着生したヒノキゴケとしてテラリウムにレイアウトしても良いかと思います
小さな溶岩石、モビロンバンド(なければ糸で巻いてもOK)、ヒノキゴケ、密閉型の瓶があれば、着生苔を楽しむことができます
着生苔は、他の苔でも楽しむことが出来ます
同じような管理方法でできる着生苔は、ホウオウゴケやコツボゴケなどがあります
みなさんもやってみてね