さをりのリメイクをしてみた⑦ 子ども用おなかのポケット
昨年まで一緒に遊んでいた、野外保育のびるの子たちが三月で卒会を迎えるということで、さをり布を使って私とおそろいのトレーナーのポケットを作ることにしました。
型紙は、LINEでこんなのを送っていただいていたので、それをもとに少しだけ大きくし、縫い代を1センチ付けて作りました。
1.接着芯を貼る
とにもかくにもさをり織りの布は切ったところからほつれやすいので、それを防ぐために接着芯を貼ります。接着芯はあまり分厚いものを選ぶとポケットがゴワゴワしてしまうので、できるだけ薄手の柔らかいものを選びましょう。接着芯をつけるときは一か所に10秒ほど押し当て、動かさないのがポイントです。
二枚目以降は型紙を置いてみて、それが入るギリギリのところに接着芯を載せて貼り付けていきました。
9枚分のポケット用布が完成。
2.裁断する
表地(接着芯を貼ったさをり布)と裏地(木綿の薄手の布なら何でも)を同じ型紙で切り出します。さをり布は、織った時から端が凸凹しているので多少接着芯がはみ出ているくらいのことは気にしないで進めます。
3.縫い合わせる
二枚の布を中表にして縫い合わせます。この時、確実に二枚が重なっているところを縫えるように、ゆっくり確認しながら縫います。
これは縫い代が一センチになるようにガイドをつけて縫っています。
この時、気を付けるのは周囲の全部を縫わないで、ひっくり返すための口を残しておくこと。あまりに狭いと返すのが大変なので7センチくらい残しておきましょう。
表地の方から見るとこうなっています。エンジの線がミシンで縫ったラインです。真ん中ほどに口が開いているのがわかりますね。
4.アイロンをかける
縫った線の上で折り曲げるようにしてアイロンをかけます。二枚重ねて、同じ方向に倒します。
こういうことですね。👇これをすべての辺に対して行います。ここできれいにアイロンをかけておくと、ひっくり返した時が楽なのです。
5.裏表をひっくり返す
角は奇麗にひっくり返らなければ、目打ちで引っ張り出しましょう。この状態ではまだ布が浮いて膨らんでいますよね。なので、アイロンで押さえます。
6.アイロンをかける
全ての角がきれいに出るように、端がきちんと重なるようにアイロンをかけます。
7.端ミシンで押さえる
端から5ミリくらいのところを端ミシンをかけます。ここはぐるっと一周かけましょう。
8.服に付ける
ポケットの下の線とトレーナーの裾のリブの線を合わせるときれいに収まります。縫いつけるのは手縫いでも全く問題ありません。縫いつけるのは、下の写真の矢印の二か所です。手を入れるところは縫わないでくださいね。
以上、さをりのポケットでした。