うつ病と手芸の親和性
昨日の記事の編み物との出会いについても書いたけれど、刺繍や編み物は精神科領域では作業療法として取り入れられているようだ。
私自身、刺繍や編み物をするようになったのはうつ病になってからだった。
うつ病になると、外出へのハードルがあがってアウトドアの遊びが難しくなる。
おうちの中で楽しめることを探して、私の中で定着したのがYouTube・Netflix鑑賞や刺繍、編み物だった。
音楽を聴きながら刺繍や編み物をしていると、目の前の糸を動かすのに夢中になって雑念が払われていく。
自然と瞑想をしているような、マインドフルネスな状態になれる。
すると気持ちが穏やかに落ち着いていく。
刺繍も編み物も、途中で切り上げられるところも良い。
どちらも基本的に作品完成まで時間のかかるものだから、逆に疲れたら切り上げやすい。
これがお菓子作りだったら途中で投げ出すのはもったいないけれど。
だから集中力が落ちて疲れやすいうつ病患者にはもってこいだ。
作業も段取りを組んだりマルチタスクする必要がないところも、うつ病の私たちに優しい。
さらには完成品ができたら、達成感も得られる。
完成品を売れば、ちょっとした収入源にもなるし、実際にうつ病を患いながらハンドメイド作家をしている方を何人か知っている。
そんなわけで、私は刺繍と編み物が好きだ。
ほかにもおうちでできて、疲れづらい趣味がある方はぜひ教えてね。