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【ブックレビュー】「スイッチ!変われないを変える方法」チップ・ハース、ダン・ハース

2023年7月に「自分を変えたかったから」というよりも「安かったから」という理由で購入、そのまま放置するもふとした気の迷いで先日読み始めてようやく読了。

ちなみにそのふとした気の迷いを書いた記事はこちら↓


なにせランチタイムでだけ読んでいたから、時間がかかってしまった。
だがランチタイムだけで読めた、とも言う。
このあたりの読書術についてはまた別途。



さて、結論から言えば、

この本は「自分を変える本」というよりは「他人を変える本」だった。

ただし自分への応用は充分可能と思われる。



主張はこうだ。

「普通にやってたら象使い(理性)は感情(象)には勝てないので、揺さぶって、環境を整えてあげなさい」

ということ。

その具体的な方法については、本書において実例とともに様々な方法が語られているが、ここでは一つだけ自分を変えるヒントを得るためのいちばん簡単な方法を紹介しよう。

それは今すでにうまくいっている方法を見つけて、それを他でもやってみることだ。
本書ではそれを「ブライトスポットを見つける」と表現している。

簡単に言えば「うまくいってるやつのマネをさせろ(しろ)」ということだ。

更にそのうまくいっている方法を、簡潔な言葉にしてこれ以上ないほどの明確な指示を与えなければならない。

例えば「食いすぎるな」じゃなくて「小さい皿を使え」というようにである。

これだけで理性が感情に勝てる確率が大分上昇する。

実際私も、健康にいいからなどと震え声でいいながらナッツを食べたりしているのだが、袋から直接食べていると際限なく高カロリーを摂取してしまうことになる。
それを面倒でも小皿に出して食べるようにすると、どうにか抑えられることがわかった。


本書では他にもかなり豊富な実例をもってして、理性が感情に勝つ方法が紹介されている。
少々実例が多いと言うかクドい気がしないでもないが、そのあたりは適宜読み飛ばせばいいだろう。

ということで、なかなか悪くない本だった。
そしてようやく一冊積み本が崩せて安心した(^^)


諸神 大介

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