婚活で仮交際になった年下イケメンに、アスペを告白してみた。前編
みなさんこんにちは。アスペルガーで絶賛婚活中のもろちゃうです。これまでどんな婚活してきたか?はこの辺にまとまってるので、はじめましての方はこちらからご覧ください。
・アラサーOLがとりあえず6ヵ月婚活してみた!~しくじり編~
・アラサーOLがとりあえず6ヵ月婚活してみた!~やってよかたこと編~
今回は、私が婚活して出会ったある彼とのエピソードをご紹介したいなとおもいます。
彼のプロフィールと第一印象
年齢:20代後半/年収:500万以上/身長:170センチ
外見:濃いめのイケメン(キスマイ千賀君似)/住んでる場所:茨城
きっかけは彼からの申込でした。悩んで1週間後、意を決してお見合いしてみることにしました。
受けるか悩んだ点は、①お見合い写真の1枚目がひどかった(画質が暗くて、笑ってるけど光が下から当たっていて、結構ホラーな写り方をしていた)②私よりも3歳以上年下で、相手の希望年齢は20代と記載してあった(私は30歳)ことです。
①は、大事なお見合い写真の1枚目なのにそれを選んでしまっていることに疑問を抱きました。そして仲人からも「それはせめて、順番直した方がいいですよ」等の指摘をされずにきている、つまり彼の人間性的に難ありなのではないか?と勘ぐってしまいました。ただ、2枚目3枚目がふつうの写真だったこともあり、いったん判断を保留に。②は、彼から申込が来てるんだしギリ許容範囲なのかもしれないとおもいなおし、まずは話してみることに。ただ、そこからお見合いの日時が合わず、成立してから1か月後に実施となったのでちょっと萎えました。
オンラインお見合いしてみた
時は流れて1か月後。ほかの仮交際イケメンと順調に交際してたこともあり、そんなに期待していなかった私。zoomを起動してひょっこり現れた彼の顔は、私のすきな濃いめのくっきり二重のイケメンでテンションが爆上がりしました。会話もそれなりに楽しかったので、最後に「プロフィールの静止画も素敵だなとおもったんですけど、動画の方がわたしは好きだな~(*'▽')今日はめっちゃ楽しかったですありがとうございましたっ」と伝えてみました。そしたら、なんか照れててきゅんときました。
お見合い直後の仲人さんへのLINEには「反応がかわいすぎる&この若さでちゃんと稼いでるのが尊敬できる。彼にはあの写真どうかと思うとか余計なことは言わずに、トップ画はこのまま写り悪い状態にしていただいて、もう黙って私に狩られとけよとおもいましたっ(*'▽')」という、だいぶテンション高めの内容を送ってましたw
実際に会ってみた
オンラインお見合い→仮交際(複数名同時に付き合える)に無事つながったので、実際に会うことに。ただ彼が住んでいる場所が茨城で片道1時間半かかることもあり、次のデートが2週間後となりました。そのため、実際に会うまでに1時間半の電話を2回。ここで話題を気にせずなんでも話せたこともあり、だいぶ距離が縮まりました。
なのに・・実際に会ってみたら。とにかく緊張しまくり、そっけない態度を取ってしまってすごい泣きなくなったんです。
彼に「お笑いライブ(3か月先)のチケット取ろうか?」って言われて嬉しかったのに(えっ・・仮交際1回目の段階だし私まだ他の人ともどうなるかわからんのに適当なこと言えないよどんな回答が正解なんだ)とキョドって「あっ・・そうだねウン」てなって、「そんなに興味なければ無理にとは言わないからだいじょぶだよ」と言わせてしまう。
キョドるとどんな話したらいいのか分からず発言が暴走するわたしは、そこから沈黙が怖くなって、「結婚するならこうあるべき」とか、わざわざ今言わなくてもみたいな、左脳寄りの内容をバーッと一気にまくしたててしまいました。さらに暴走は止まらず、「過去の恋愛はこうで」という話にまで飛躍。しかもその時、目が乾燥してすごい涙目だったらしく、「泣かないで・・だいじょうぶ?」と言われ、過去の恋愛にすごいトラウマがある人と勘違いされてしまう始末。ああ、これはもう終わった・・とおもいました。
いまおもえば、あのときは婚活開始から数ヵ月、お見合いやデートの回数もトータル50回以上は重ねてきていました。ある程度ルールが分かるだけに「普通はこうしなきゃいけない、こうすればより好印象」というチェック項目がじぶんの中にたくさんあって、でもそれを全部はしきれないじぶんに毎回減点方式で反省しっぱなしで、婚活が楽しくなくなっていました。
帰り道、(今日のデートもだめだったな・・)と反省点がたくさん思い浮かび、内心しょんぼりしながら彼を見送りに改札へ向かっていました。そんな、ルールにがんじがらめの私を見かねてか彼は「んー、こうしなきゃって考えすぎても・・辛くない?少なくとも、俺のまえではもっと肩の力抜いていいよ」と言ってくれて。
(この後ごめんなさいってお断りされるんだろうけど、最後に優しい言葉をかけてくれてありがたいな・・いい人だな・・)とおもいました。その後LINEでデートのお礼をした翌日、つぎのデートのお誘いがきて心底おどろいた&とても嬉しかったです。
彼の服装~番外編~
そんな初デートですが、番外編で彼の服装についても触れさせてください。仕事終わりだったのでこちらはオフィスカジュアルな服装でした。デートの場所はイタリアン居酒屋で、多少きれいめな恰好でいくね!と言われていました。ですが現れた彼の服装は、ニット全体にけっこうな毛玉ができていたんです。あと、厚手のダウンを着てるとすっごいもっこもこで、着膨れが半端ない&リュックでどカジュアル。シンプルカジュアルなきれいめ服を想定してたので面喰いました。
多少気になったものの、気持ちを切り替えてそこは見ないことにしました。毛玉なんて誰でもできるし、なんなら成婚退会してから私の毛玉取り機を貸してあげれば済む話ですし。あとカジュアルな服も、よくよく聞いてみたら翌日屋外で行われるM-1の敗者復活戦用らしかったので。逆に、他の女性会員に会う可能性の高いきれいめな服でデートはしごされるよりは、全然いいじゃん!と言い聞かせました。
あと別デートの時も話してる途中で、「やばい、トイレ行って気づいたんだけどさ・・」と言われて見せられたのが、彼の着ているニットの脇の下にあいてたすごい大きな穴です。(これ着るとき気づかなかったの・・?)とさすがにおもい、口を開こうとした私の脳裏にトトロのある1シーンが蘇りました。カンタとサツキの、雨の中の胸きゅんシーン・・皆さんおぼえてますか?
下校途中に雨が降ってきて、お地蔵さんのお社のところで雨宿りしているサツキとメイ。その前を、傘をさしたカンタが通り過ぎていく。だけどちょっとしたら戻ってきて、「ん!」と、サツキに傘をむりやり渡し、土砂降りの中をずぶ濡れになりながら走り去っていく。
カンタの貸してくれた傘をさし、二人が歩いているときにメイちゃんが言うのです、「カサ、穴あいてるね!」。婚活の話にもどって、私がもし、自分で彼の穴を見つけてたらぜったい言ってる言葉は「ニット、穴あいてるね!」
でも、トトロでサツキは、そんなこと大した問題じゃないんだとばかりに、メイの発言に「うん…」と頷くだけでした。しかも、家に戻ってカンタの家に傘を返しに行くシーン。「傘をわすれた」と言い張って母親に叱られているカンタ。それを知ってか知らずか、カンタの母親に「このカサ、カンタさんが貸してくれたんです。メイもいたから、とても助かったの。でもカンタさんが濡れちゃって。ありがとうございました。」と言うんです。その後、こっそり隠れてそれを見ていたカンタは、嬉しそうに「ぶーーーーーん!」って飛行機遊びをするんですよね。
そうだ男はいつだって、好きな女のためにヒーローになりたい(みて、このしたり顔のカンタ)。そしてそれをされた時にモテる女(サツキ)は、多少のことには目をつむって「どれだけ助かったか」と笑顔でありがとうを言える。まちがってもメイちゃんみたいに、たとえそれが純然たる事実だとしても、できてない部分そのままを述べてはいけないのだ・・!
・・回想シーンが長くなりましたw
これらを一瞬でおもいだし、わたしはいろいろ言いたいことを飲み込みました。「・・びっくりだねw」でそつなく終わらせ、「今日も、日曜の夜にたくさん時間かけて東京まで会いにきてくれてありがとう♡」と言うことにしました。そんな彼とその後もデートを続け、表題のできごとが起こるのでした(ここまですごい長いしまだ本題入ってないごめんなさいw)。
というわけで、いよいよ後編にてより詳細をお話ししていこうとおもいます!ではでは。