【読書メモ】すいかの匂い
すいかの匂い
江國香織
少女たちの夏の記憶を描いた短編集。
夏の眩しいキラキラした思い出かなーと
気軽に読み出したら思ってた感じと違ってビックリ。
少女を取り巻く様々な環境。
幼少期とは違い、少しずつ複雑な感情が芽生えるものの、まだ自らの中で何なのか意識していない。
だからなのか他人からの悪意、そして自らの残酷さにとても無防備。
でもそれでいて多感だから、少女時代ってアンバランスでヒリつくよなぁーとしみじみ。
これから娘がこの時期かと少々気後れした読後。
夏の暑さや眩しさというより
湿った感じを思い出させる
そしてどこか懐かしい短編集。
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