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サワードウの真実:生地のベタつきは怖くない!


こんにちは!今日は、サワードウブレッド作りで誰もが直面する「生地のベタつき」について、私の経験をお話しします。特に初めてサワードウブレッドを作る方は、生地が手にくっつくことに不安を感じるかもしれません。でも、それは自然なことなのです。

なぜ生地はベタつくの?

サワードウブレッドの生地は、小麦粉と水を混ぜる最初の段階で必ずベタつきます。特に水分量が70%を超える生地では、これは避けられない現象です。インスタグラムなどでは、きれいに整った生地だけが映し出されていますが、実際のパン作りの過程では、誰もが生地のベタつきと格闘しているのです。

正しい対処法

生地がベタつくからといって、すぐに小麦粉を足すのは間違いです。むしろ、水を味方につけることが大切です。手を十分に濡らして作業するのが、最も効果的な方法です。生地に触れる手の部分すべてを水で覆うことで、生地のくっつきを最小限に抑えることができます。

作業するときは、片方の手をボウルの縁に置いて清潔に保ち、もう片方の手で生地を扱います。スクレーパーを使うのも有効な方法です。生地を折りたたむ際は、濡れた手で素早く、でも慌てずに作業することが重要です。生地に触れる時間が長くなればなるほど、生地は手により多くの水分を吸収し、再びくっつきやすくなってしまいます。

本当に困ったときは

もし生地が極端にベタついて扱えないほどになった場合は、いくつかの対処法があります。仕込みを始めてから1-2時間以内であれば、小麦粉を追加することも可能です。ただし、この場合は発酵時間が少し長くなることを覚えておいてください。また、追加した小麦粉の量に応じて、塩も少量加える必要があります。

発酵が進みすぎて生地が扱いにくくなった場合は、フォカッチャやチャバタなど、別のパンにアレンジすることができます。生地を30分ほど冷凍庫に入れてから冷蔵庫で保管するのも、有効な方法の一つです。

作業用ボウルに少量の油を塗っておくと、生地がボウルにくっつきにくくなります。ただし、生地自体には油を使わないようにしましょう。手は水で濡らす方が良い結果につながります。

生地を扱う動作は、ゆっくりではなく、かといって慌てすぎでもなく、適度なスピードで行うことが大切です。次の動作を頭の中で計画してから実行すると、より効率的に作業できます。

最後に覚えておきたいこと

サワードウブレッド作りの過程で、生地は必ずどこかでベタつきます。これは失敗ではなく、おいしいパンへの自然な道のりなのです。小麦粉の種類や季節によっても生地の性質は変わってきます。

他の人の生地と比べる必要はありません。あなたの環境で、あなたの手に馴染む、最適な状態を見つけることが大切です。初めは戸惑うかもしれませんが、この過程を楽しみながら、少しずつ経験を重ねていってください。

ベタつく生地との格闘は、確かに大変です。でも、それを乗り越えた先には、香り高い手作りパンが待っています。諦めずに、一緒にパン作りを楽しみましょう。

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