強みを活かせっていうけれど...。
ビジネスで成果をあげるための方法としてよく言われるのが、「強みを活かせ」です。
マネジメントの父である、ピーター・ドラッカーはこう言っています。
「誰でも、自らの強みについてはよく分かっていると思っている。だが、大抵は間違っている。 分かっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。しかし、何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行う事はできない」(『プロフェッショナルの条件』p112)
よく分かっていると書いていますが、正直に言えば、自分の強みがわからない人は多いのではないでしょうか。
強みをどうやってみつけるのか。その方法もわからないと思います。
けど、強みってすごく大事です。
強みを発揮すれば、成果は出ますし、チャンスもどんどんやって来ます。
自分の強みを発見するためにこれらのことを考えてみてください。
・人生で一番嬉しかったことはなんですか?
・人生でピンチだったことはなんですか?そのピンチをどうやって乗り越えましたか?
・よく人から頼まれることはなんですか?
・周りの人からどんな印象の人だと思われていますか?
・本当のあなたはどんな人ですか?
・あなたの長所はなんですか?
・あなたの短所はなんですか?
・例を参考にあなたの短所の表現を変えてください。
(例)神経質 → 細かいことに目が届く
チームで取り組むのが苦手 → 一人で取り組むのが向いている
・あなたの得意なことはなんですか?
・あなたが何時間でも取り組めることはありますか?
以上です。強みを見つけることを目的とした、私のセッションで使う質問の一部でした。
これだけでも強みを見つけるヒントは沢山あったのではないでしょうか?
では、ここからは「強みの活かし方」です。
知っておいていただきたいのは、誰でも強みと弱みの比率は、50:50です。
この比率は誰でも同じです。
なので、成果をあげるには、強みを最大限に発揮し、弱みは他の人に助けてもらうことが大事です。
助けてもらったら、今度はあなたが自分の強みで相手を助けます。
このような相互支援の関係をつくって、より大きな成果をあげるためにも自分の強みを知ることは大切なことです。
ゆっくり自分と対話し、自分の強みを発見してみましょう。