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デッド・ドント・ダイ ジム・ジャームッシュ流ゾンビ映画

パロディ満載のゾンビコメディ


普通に考えれば、今時ゾンビ映画はオワコンだろ・・
その意味でこのジム・ジャームッシュ流ゾンビ映画を今作るなら、こうなんだろうなという映画になっている。

田舎の巡査役のアダム・ドライバー


まずコメディであること。
いまさらゾンビで驚くような人はいないのだから、変化球が必要だろう。
パロディ満載。
いかにもゾンビ映画に出てきて殺されそうな、不良少年少女が出てきたり、キルビルかよというようなお姉さんが出てきたり・・
まあ、色々な映画の小ネタが満載。中でもアダムドライバーのスターウォーズネタは見逃さないように。

刀を振り回す葬儀屋のゼルダ・ウィンストン役はティルダ・スウィンストン

俳優が癖ありすぎ


まあ、普通の人は出てこない。このあたりはツインピークスに通じる雰囲気がある。そして、ジム・ジャームッシュが各種インタビューでも語っているが、ゾンビ=今の世界の人々、というメタファーであること。
皆んなが皆スマホを持って集団で下を向いている姿はゾンビそのものだよね、という部分。

ゾンビは現代の人のメタファー?


まあ、この映画にそれほどのメッセージ性は感じられないが、そのあたりがジム・ジャームッシュのいい塩梅のトーンなのだろう。
ラストはもう少し捻りをきかせてもいいのに、と思いながらもやはり愛すべきジム・ジャームッシュ映画。

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