【即興詩】2022/03/24「てんとう虫」

しゃがんだら見えてきた
草と草のあいだのところ

ちらりと見える
黒と赤の 斑点模様

僕は好きだよ 君のことが
悪さをしないし かわいいから
理由なんて なんでもいいけど

いつの頃からか、もう道端の草を眺めるなんてことはしなくなりました。多くの人がそうなんだと思います。
でも、見たって別にいいですよね。
「しっ！見ちゃいけません！」などと言われようとも、見る権利くらいはあるものです。

話は変わりますが、権利ってほぼ「人の目」ですよね。公共の福祉というものも、なんの基準もないあやふやなもの。
だからこそ、主体的にしっかり考えていくことだったり、他人を思いやることだったりをみんなやろうね、という世の中だと思ってたんですが、案外そうでもないですね。でも、基本は心のやり取りだと思っています。