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即興詩(散文詩)

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シンガーソングライターが即興で書く詩。 時々これは詩なのか?と思いますが、詩です。 無料で読めます。一日一作が目標。 全作ここに入っております。 月毎のマガジンに整理中。そちらも…
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2022年6月の記事一覧

【即興詩】2022/06/30「期待 : 風」

【即興詩】2022/06/30「期待 : 風」

どうしようもない状況から脱するのは、あくまで具体的な方法ですが、その具体的な方法が思いつくには、思い詰めることが最適解ではないことが多いです。
精神論でしか働いてこなかった民族は、困った時に精神論でしか鼓舞しようとしない。
最も大事なのは、今に心地よさを抱けるかどうかではないでしょうか。

【即興詩】2022/06/25「ウォッカ」

【即興詩】2022/06/25「ウォッカ」

あの人が好きなウォッカを
私も好きにならなくていいって

今気づいたところで
後悔が募るばかり

【即興詩】2022/06/24「小言」

【即興詩】2022/06/24「小言」

低気圧のせいにしながら
口に入れたストレスに不平を言う

そう言う時に限って
母の小言が多い

【即興詩】2022/06/21「最短距離」

【即興詩】2022/06/21「最短距離」

道がまっすぐに見えても
本当は歪んでいるとしたら
歪んでいることを 素直に認める
それが歩くこと
それが生きること

【即興詩】2022/06/19「ヌガー」

【即興詩】2022/06/19「ヌガー」

昔 ウィーンで食べた
ヌガーのチョコレート

同じくヌガーを使っているのに
なぜか 似て非なる

そこで気づいた
思い出が違えば 
味も変わるということを

【即興詩】2022/06/18「空白」

【即興詩】2022/06/18「空白」

時間に刻まれた空白は 
決して埋まらない
だからきっと
埋めることは
考えてはいけない

今の場所に
その空白は ないのだから

【即興詩】2022/06/17「残るもの」

【即興詩】2022/06/17「残るもの」

蓋を開けてみれば
なんてことはない
私の日常の 延長だった
それなりに 生きてきたのだ