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歯磨きをする時に、ふと左利きであることを思い出す。

僕は左利きである。左利きなのだが、「左利きです!」といえない感じの左利きなのである。

というのも、日常生活で手を使う行為の大部分を占めるペンと箸は右手で扱うからである。

それならば右利きなのではないか?と言われるかもしれないが、ボールは左で投げるし、打席に立つ時も左だ。スポーツでは左利きということだ。ラケットも左だ。もちろん握力も左の方が強い。

だが、大人になって、スポーツをする機会が減ると、自分が左利きであることを忘れてしまう。僕も忘れてしまっていた。
音楽には利き手というのはあまり関係がない。
ただエレキギターで、逆手の奏者もいるが、かなり珍しい。僕が知っているのは、「けいおん!」の澪ちゃんだ。(澪ちゃんはベースか)

僕はもう、左利きとしては生きていないんだなと思ったのだが、よくよく考えてみると、歯ブラシは左で持っていた。

あれ?いつも左だよな、と心配になって、試しに右手に持って磨いてみると上手くできない。ああ歯ブラシは左だった。ついでにひげ剃りも左だった。

なぜか、少し安心した。
僕はまだ左利きだった。

心配になったので、日常生活における利き手を確認しておこうと思った。

字を書く 右手
箸を持つ 右手
包丁 右手
ハサミ 右手
歯ブラシ 左手
ひげ剃り 左手
ボールを投げる 左手
ラケットを持つ 左手
マイクを待つ 左手
挙手 左手
リモコン操作 左手
スマホのフリック入力 右手
ただし、片手しか使えない時のスマホのフリック入力 左手と思ったが、右手のときもある。

右利きです!とも左利きです!ともいえないなんとも半端な感じが、僕そのものではないか、と思った。宙ぶらりん。

他の人がどうなのか、たまらなく知りたくなった。皆さんはどうですか?右左混在してますか?それとも統一されていますか?



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守田樹|凡庸な日常
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