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小説からメッセージを読み取る「ホワイトラビット」
久しぶりに小説を読みました。
小説とか映画とか娯楽よりのコンテンツを最近避けていたのですが、それも良くないなと思い本を借りるときは10冊中1冊を小説にしています。
あ、僕ケチなので本は余程必要性を感じないと買わないです。
図書館で借りれば事足りるのでw
今回、読んだのは伊坂幸太郎さんの『ホワイトラビット』
伊坂幸太郎さんらしい(そんなに詳しくないけど)ミステリー小説でした。
伊坂さんの作品の特徴として、時系列が行ったり来たりすることで、読者が最も面白くエキサイティングに読めるという点があると感じています。
この本もそれがバッチリハマっていました。
読んでるうちに、僕が頭に引っ掛かったことをことごとく回収して、納得させていく。
読み進めるうちに、点と点が線でつながっていき、のめり込んでいく。
人生も似たようなものかもな…とふと思いました。
後から見れば、関連のない出来事がよくよく振り返ってみれば、あの時の失敗はこの時のためのものだったのかとか、この経験はこれをするための勉強だったのかとか
きっと全てが意味のある大切な出来事なんだと思う。
とりあえず読みやすいし、面白かった。
基本的には娯楽よりの小説だと思うけど、こういう本もたまには読まないとね。
さて、この本で著者が訴えたかったメッセージは何か?
小説であれ、ビジネス書であれ、エッセイであれ、必ず良い作品にはそこに込められたメッセージというものがある。
『ホワイトラビット』で読者に伝えたかったことは何か?
僕が受け取ったメッセージはこれだ。
誰にでも罪はある。それを背負いながらも今を未来をどう生きるかが大切。
作中では、ミイラ取りがミイラになる青年や心優しい泥棒、人を殺したことのある刑事、不意に人を殺してしまったニート、そのニートを守ろうとする母親、性根が腐り切ったカリスマ経営者などいろんな登場人物がいる。
それぞれの事情が折り重なって、一つの物語になり出来事を複雑にしている。
それぞれの罪の重さに大小はあるかもしれないが、その罪が善意から来るものなのか悪意から来るものなのかで行き着く先が変わる。
少しスピリチュアルな感じというか偽善者っぽくなるが、やはり自分が良いと思ったことをやり続ける人でありたいと感じた作品であった。
たまには小説もいいね!って感想でした。
それでは
See you very soon!!!!!!!
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