寄付するのが惜しい~とうとうやってきた寄付継続のカベ~
こんにちは。
私は、サラリーマンとして、主に営業・企画畑で約20年勤務、副業で20221年1月に起業し、新米経営者としてのキャリアを並走させている。
最近、プロボノへの参加や「NPO応援メディア」の立ち上げ等により、ソーシャルセクターや寄付に関しての関心が深まり、走った分だけNPOに寄付する「コントラン」を開始。
2022年10月から初めて、2023年1月迄に累計額40,000円と順調に寄付を積み重ねた。しかし、、しかしである。
寄付が止まった
寄付は23年1月で止まっているが、実は、23年2月以降も、ガンガン走ってる。Twitter投稿も滞っているけど、最初は途方もない目標と思っていた100km/月だけど、毎月目標を達成中。
継続して走っている自分を褒めたい。しかし、、しかしである。
23年2月以降、寄付はしてない。なぜ?WHY?
おいおい、自分の健康と社会に貢献するコントラン? 走った分だけ、NPOに寄付じゃないの?100km/月超えた分は、自分の子供たちに投資じゃなかったっけ?
こら、ジブン~口だけかよ! 心の中の自分の罵声が聞こえる…
すみません、私は口だけヤローです…
コントランとは
普段やりたいと思っているけど、さぼりたい欲求に負けてできない運動と、やってみたいな~と以前から思っても、どこへ?いくら?と中々実行できなかった寄付と紐付け。コントランを始めた。1km×100円寄付。100km走れば、1万円/月寄付をする。
※最初は禁酒/減酒と紐付けたりしてました
頭の中のイメージはこんな感じ。
運動できない心の弱い自分を助けるために支払うジム費用に代わって、NPOへの寄付をフックに走るモチベーションをアップさせられるのでは!と考えた。
実際うまくいって、これまでの自分じゃ到底できない100km/月と、NPOへの寄付を継続できた。
では、なぜ、走ることは継続できて、寄付を継続できていないのか。
それには、大きな二つの理由がある。
寄付が止まった理由①:運動が定着
毎月100km/月を走ることが、寄付することに関係なく定着してしまった。
走ることが定着なんて人生にとってめっちゃ良いことやん!
ふつうはそうなんだけど、自然と走ることができる様になると、寄付は「追加の費用」とメンタルが認識する様になった。
追加で支払うものとなると、以前からある葛藤「子育てや娯楽、生活に必要な費用もある中ではたして寄付してよいのか」が復活。
情けない話だが、急速に寄付へのモチベーションが下がっている。
寄付が止まった理由②:想定外の出費が重なる
いやー 皆さん。
くるくるとは聞いていたけど、突然来ますよ。
建てて12年たつ我が家。排水管が破損、玄関扉が開かなくなる、外門扉が外れた!etc… 次々とやってくる家屋の不具合。普段経験ないだけに、業者さんの見積額を見る度に狼狽。た・たかい…
自分の思っている以上の出費が続々と。更に追い打ちをかけるように洗濯機が壊れる。数十万円単位の費用が、2,3ヵ月で旅立っていく。
他にも経年劣化はしているだろうし、これから、どんどん修繕費がかさむのか~と思うと気が重い。
ある程度は積み立てていたものの、やはり、想定外の出費は懐へのダメージが深い。。 どんどん、心理的な財布の紐がきつくなった。
寄付継続のカベ
これまで、気持ちよく走って寄付して、楽しくやってきたコントラン。
ここにきて大ピンチ。
「できる範囲でやればよい。無理する必要はない。」
その通りだと思う。でも、コントランのやってきたもう一つ根っこの動機があって、
それは、
「何物でもないごくごく普通の一般人」が、人生の中に「寄付」を定着させることができないか?という、自分を材料とした社会実験でもあった。
以前から、一連のファンドレイジングの手法・指南に少し疑問をいただいて、寄付を募る側のマーケティングによりすぎていると個人的に感じていた。
「社会課題を皆さんに認知してもらうこと」
「そのために、情報発信が必要。そのための手法は~」
よくわかる。その通り。
でも、社会課題に取組む側の発信力だけの問題だけなのか。
「寄付」と「売上」が同質視されすぎているているというか。
もっと、それぞれが、自発的に社会課題に取組む人を応援する考えに至ることができるんじゃないだろかと。
自然と「寄付」することができる考えを持つことができれば大きなうねりになるんじゃないかなーと考えている。
と、大きなことを言っても、寄付を継続できていない自分の説得力がないことはわかっている。
でも、少なくとも、半年弱で4万円の寄付を人生で初めて実行できたわけだし、意味のない行動ではなかったと思う。
寄付継続のカベをどうやったら突破できるか
そんな方法はないのか
余裕のあるお金持ちしか寄付はしないものなのか
社会課題に身近に直面している人しか寄付しないのか
答えがでるかわからないけど、とりあえず、定着したランニングしながら、これからも、思考していく。