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【高校生とのプロジェクト 駆け出しメモ】

高校生には、こうやって生き生きと語り合って楽しそうに未来の話をしている、もちろん壁にぶつかりながらも、そんな希望あふれる毎日を過ごしてほしい。
そう思うような場面を何度か目にしながら、
一緒にプロジェクトを立ち上げ、
・自分はなにを大切に想っているのか
・世界になにを、どのように広げていきたいか
を高校生と共に探求しています。

今回はその駆け出し(僕自身も、その高校生たちも)のプロジェクトを進める中で、通ってきた道を振り返って共有したいと思います。

こうやって、どうやったら「Will」、それを形にしていく力が育まれるのだろうかを共有し合いながら、日本中、世界中で生き生きしている高校生の姿を共につくっていきたいです。

今回は、活動した過程を記録して、
別の場所で、ヒアリングの方法や、実施したワークショップのデザインについてとその振り返りも記述しようと思います。

最初.『価値観、好きなこと、嫌いなこと』を見つめてみる

①最近起こった喜怒哀楽の具体的なエピソードを挙げる。(具体的な事象)
 →これらは「自分にとってどんな意味があるか?」「自分が大切にしていることは何か?」を書いてみる。(抽象的な要素)
②LOVE(好きで好きでいくらでもできること、他の人たちにも広げていきたいこと)と、HATE(なんとかしたいこと、地球上から根絶したいこと)(価値観に基づく具体的な事象)
③なぜ自分はそう思うんだろう?価値観や原体験(抽象的な要素=価値観)

次に.学校の外で活動する大人との対話

①それぞれが「どんなことをしたいか」「意見を聞いてどう思ったか」を話した。
→大人からも「こういうことできるかもしれないね。」「それやるなら、理念を明確にしておくといいよ。」そんな話をした。
② ①で知った別の大人を招いて対話した。
→次のアクション(このときは、何のために、どんな企画をするかをまとめる)が明確になった。

その次に.『だれの、何の問題に向き合いたいか』を仮で挙げてみる

①一旦チームで「やってみたい」という“雰囲気”になった「異文化の交流会」について、
 1)自分にとってそれは、どんな意味があるか?(具体→抽象的な要素)
 2)自分の価値観(大切にしたいこと)は何だろうか?(抽象的な要素=価値観)
 3)共有(抽象的な要素を広げる)
②これまで、その価値観が損なわれたのはどのようなときだろう?
 これまで、その価値観が満たされたのはどのようなときだろう?
 (具体的な事象)
③自分が救いたいのは、どんな経緯でどんな想いをしている人だろう?
 (5W1Hで具体的に挙げてみる)

そしてその次に.対話を重ねて『その人が、本当に望んでいることは何か』を探ってみる

高校生:〜〜は、〇〇で困っている。
僕:その人は、なぜ〇〇で困ってる?
高校生:なぜなら… 〇〇だから。
僕:その人は、なぜ〇〇で困ってる?
高校生:なぜなら… 〇〇だから。……

これを繰り返して、「本当に望んでいる(だろう)こと」という仮説を持つことができた。
例えば、「日本語が話せなくて困っている」だった困りごとが、「買い物、書類書く、役場など、日常の社会生活を送りづらいから」となってみたり、
「異文化の人同士が交流する場をつくりたい」というアイデア(解決策仮説)だったものが、「一人じゃ、いろんな発想が出ないから、面白くなくて幸せじゃない」みたいな少し深いところまで見えていった。

この段階ではあくまで仮説で、今後は地域に出てヒアリングを重ねながら、
『誰の』『どんな問題』仮説を検証していく。


いずれも放課後に実施した活動です。

今後、プロジェクト譜なんかも使って、チームの推進力を、チームの一員として(またプロジェクトを斜めからみている大人として)支えつつ、PBLを探究していきたいです。

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