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日本酒を世界に

日本酒が好きになり関わり始めて感じた「違和感」について書いていきたいと思います。

私の本業は営業でお客様の業務効率化を考えて、お客様が現在抱える問題を解決する『ソリューション』をしていく仕事ですが、時代が変わり、問題をこちらから仮定し未来に起こりうる問題を事前に対処していきましょうという仕事に変わり始め、想像力と創造力が必要になってきております。その為新人に教えることが増えてきており、理解させる事、認識させアウトプットさせなければならない事が増えてきており、インプットは得意だがアウトプットが苦手な人が増えてきている印象です。

そんな中で日本酒に対し自分が感じた違和感と考え方についてお話できればと考えております。

・日本酒を製造している人の顔が見えない

・日本酒の価格について

・プレミアム酒って何?

・世界進出させる為に必要な営業マンとしての視点


・日本酒を製造している人の顔が見えない

美味しいと思うとどういう人が造ってて、どういう酒造なのだろう?酒造を訪れて工場見学したいと考えます。たとえば野菜にしても魚、肉にしてもそうですが、やっぱり近くに行って産地を感じてみたいじゃないですか♪もちろん酒造見学をされている所もたくさんあります。しかし7割と言ってもいいと思いますが、酒造見学拒否。実は理由もわかった上で話してます。菌を扱うのでとてもデリケート。菌を持ち込まれたら溜まったもんじゃないというのは理解してます。工場見学の設備を建造する費用を考えると難しいということも理解しております。せめて販売所を設けてほしいというのが希望です。外観を見てそこでお酒を買ってきたんだよ!!と言いたいんです。それが思い出になるので。本当にそれだけで良いと思います。気軽にいけない酒造になってはファン層の獲得は厳しくなるというのが自分の意見です。

・日本酒の価格について

酒造は日本酒を製造する。酒販店は卸ですね日本酒を販売する。そして日本酒を提供する飲食店という関係があり、飲食店によっては酒販店を介さずにそのまま直で仕入れている所もありますね。ここで疑問なのが日本酒の価格です。これは本当によくわからないのですが、蔵によって違い安い高いの基準もわかりません。世界的にみると日本酒を製造するにあたってかけた手間に対し日本酒は安すぎるのです。

ワインを考えてください。日本酒が安いという理由がわかると思います。ワインの市場は世界に広がっており、約3兆円。それに対し日本酒は約5000億円。(参考:ビール56兆円)とやっぱりまだまだ攻略方法があるんです。

世界では日本食がブームとなり、日本食レストランが増殖しているんです。そこに日本酒は置かれてないの?と言われると置いてあってギリギリ獺祭です。マーケットは開かれているのに、国外にまだまだ出ることができないのは自分自身の個人的な意見ですが蔵が多すぎる。そして酒造免許が取れないため参入もできない。市場が非常に閉塞しているのです。この問題はもちろん日本酒業界の方は認識していると思います。

日本酒を世界に進出させる為には、横のつながりを持たないと絶対ムリです。様々な意見はあると思いますが、必要なのは強い酒屋かなと。

現在の酒屋さんは常連さんに支えられているので、常連さん優先で一見さんお断りの酒屋は本当に多いんです。もちろん個人商店としては、常連さんを優先することは商売として正しい事ではあります。しかし、自分が見ている視点は日本酒を世界にという目線ですので、国内消費がさがり、国外消費が上がらない原因の一つとして考えられる一因ではないかと認識しております。限定でも買えるチャンスを与えてほしい。酒屋と付き合いが深い方だけが買えて買えないのはそれは若者は離れます。解決策を今後考える必要があると考えております。

・プレミアム酒って何?

十四代、飛露喜、新政、写楽、鍋島などプレミアム酒というのを飲食店で見られたことがあると思います。

そもそもプレミアム酒は、少ない数しか作れないので販売数に対して、購入本数が上回り、酒屋では個人の方へは売れず。飲食店が優先になってしまうことが多くあります。

例えば、原価1.8L¥2,000-のお酒を手に入らないのでプレミアム酒入荷しました!

60cc1380円とかで出しちゃう。

これっていいのか?

と結構真剣に思います。

飲食店は儲かりますが酒屋と酒造が儲かりません。エンドユーザーである私達も手に入れられないので、飲食店で飲むしかない。しかしその反面、手に入れている人もいる。

なんでどうやって?

となる。ここに初めの頃闇を感じました。どうやって買うんだコレと。

たとえば、本当に例えばですが、アパレルメーカーにアメリカのスケーターブランドsupremeというのがあります。そこは1年に2期オンラインと店舗での販売をします。基本的に直営店での販売しかしておりませんが、supremeを買うために前日の朝から並び、そして手に入れる為に並ぶんです。オンラインサイトは毎週土曜日の11:00に販売開始し、大人気のパーカーは3秒ですべて売り切れます。購入できた人はそれをメルカリに出店し倍で出します。ただ、やっても5倍です。十四代とかに関して考えると余裕で10倍で値段がついてそしてそれを買う人が結構います。オンラインでの販売はしてません。買わないでくださいと酒造は言いますが、買えないんですもん。お金がある人は買うと思います。各酒造にオンラインサイトを作ってもらい100本くらいは売ってもらうとかって方法ができればもっと盛り上がるのにな。買える可能性も増えるし。と思ってます。

・世界進出させる為に必要な営業マンとしての視点

世界進出という視点ですが、2019年日本酒の輸出金額は約190億円で史上最高を記録しましたが、繰り返しますが、ビールの市場は56兆円。ワインは3兆円。日本酒は5000億円の世界市場です。これは単純に味がどうとかではなく流通の問題と飲んだことがない。飲む機会がないという事に尽きると思います。国内でさえ日本酒は悪酔いするし、独特の香りが苦手って未だに言っている人がいるわけです。

日本酒らしさ。日本酒はこうあるべきだという固定観念とプライドを一度捨てて、アルコール6%くらいの低アルコールで瓶でそのまま飲めるスパークリング日本酒を作ってみない??と真剣に考えてます。

実際に声掛けした酒造さんでは、13%を切ると美味しくないそうです。。。

スタイルから日本酒を変えたいと真剣に思ってます。もしこのnoteを見た方で共感いただける方がいたら一緒になにかできたらいいなと思って書いてます。

世界に日本酒をという視点より世界から見た日本酒をという視点で見たいと思っているので、多分ずれている事も多くあると思いますが、自分の考え方としては、日本酒をあんまり飲んだことがなく、日本酒に対してあまりいいイメージを持ってない人に対して如何に近く寄り添えるか。如何に同じ感覚でいれるかという素人感を大事にしたいので、日本酒に関する資格などは取りたいけど取らないというプライドがあります。詳しくなったら味が変わるんです。詳しくなると押し付けがちなんです。だから知らないふりをするのではなく、知らないことがいいこともあると思ってます。


日本酒を世界に進出させたい。

この思いは今後も力強く持ち活動したいと思ってます。

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