シェア
morirei
2016年4月17日 13:35
とある日曜日の昼下がり。ぼくは小さな公園にいた。表面が黒く変色し、質感も良いとは言えない木製のベンチに寝転ろぶ。風は激しく木々を揺らしてざわざわと声をあげ、青く曇った空には白や灰色の雲が恐ろしいスピードで駆け抜けている。何もかもが慌ただしく過ぎていくなかにたったひとつだけどっしりと構えて動かないものがある。それは太陽ぼくは上を向いたまま目を閉じた。顔には熱い光が降り注ぐ。
2016年3月11日 10:37
3月。春がすぐそこまで近づいてきた。空が青くて太陽が降りそそぐ朝。無性に外に出たくなったので散歩することに。透明な水の流れる川に架かった小さな橋を渡ると目の前に小さなベンチかテーブルかよくわからないものがあった。木でできた正方形のそれに腰掛ける。そしてそのまま倒れこんだ。目の前には青い空と木の枝が。よく見ると小さな蕾がついてる。桜かな。まだ冷たい風が顔にぶつかってどこかへ
2016年3月5日 10:42
家の近くには小さなどぶ川が流れていた。川幅は2メートル程。大人が見たら濁った水が流れている汚い川にしか見えないだろう。でもぼくの目にはまったく違った景色が見えていたんだ。黒い水の中には空き缶が落ちていたり水草が遠い世界から流れてきたりしていた。そして同じ色をした魚も。そいつらの名前はフナ。金魚は店で買う魚。フナはこのどぶ川の住人。同じ魚なんだけどまったく別の生き物のようだった。
2016年3月1日 22:49
ぼくの自慢のひとつは目です。子どもの頃から大人になるまでめがねのお世話になることもなく毎日を過ごすことができています。学校の視力検査では2.0、大人になってからは1.5をずっとキープしています。目が良い人って老眼になりやすいよと友人に脅されたりしましたが今のところはすごく好調。毎日コンピューターと向かい合う生活を10年以上続けているのに目が悪くならないぼくの目には感謝しています。と