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その74〜キャリアに迷う時、自分に問いかける6つのこと〜

※忙しい人向け、この記事の要約です。

中年期はキャリアの中間点で、これまでの経験を振り返り、自分にとって本当に重要なものを見極める「編集」の時期です。この過程を助ける6つの問いを紹介します。

・10年後に後悔しないために何をするか
・自分のパーパス(目的)を見つけるにはどうするか
・自分の才能やスキルをどう活かすか
・理想の日常をどう作るか
・どのようなトレードオフを受け入れるか
・人生で進んでいるよい方向は何か

家庭への応用
キャリアは家族全体に影響を及ぼします。
家族で価値観を共有し、全体の幸せを考慮した上で「6つの問い」に答えると、より良い「家庭経営」が可能です。

結論
キャリアや家庭に迷ったとき、自分の価値観を軸にして「戻れる場所」を明確にしておくことで、自分自身も家族も幸せな選択ができるようになります。


「これから先、どう働いていこう…」

何かのタイミングでそう思うこと、あるのではないかと思います。
そして、子どもが生まれてからは、そう思うタイミングが何となく増えるのではないでしょうか?

「このままの生活でいいのか?」
「今の職場、今の働き方で留まっていいのか?」
こんな不安が、徐々に膨らんでくる年齢ではないかな、と思います。

不安は膨らんでくるけれども、どうやってその不安を解消すればいいのか?

そのキッカケとなるものを紹介している論文を見つけましたので、ご紹介したいと思います!

タイトルは、
キャリアの中盤で自問すべき6つのこと

人生の後半は「編集」を意識する

です。
それでは早速見てみましょう!


論文の要約

中年期は、キャリアの中間点であり、これまでの経験を振り返り、自分にとって本当に重要なものを見極める「編集」の時期です。
以下6つの問いが人生の棚卸しを助けます。

①10年後に後悔しないために何をするか
後悔を未来の指針とし、新しいスキルや経験を積むことを検討しましょう。

②自分のパーパス(目的)を見つけるにはどうするか
外的要因ではなく、自分が情熱を感じることにキャリアの軸をシフトしましょう。

③自分の才能やスキルをどう活かすか
これまでの経験から得た強みを他者や社会に役立てる方法を考えます。

④理想の日常をどう作るか
日々の生活の細部を見直し、理想の一日の形を描きます。

⑤どのようなトレードオフを受け入れるか
価値観に基づき、何を妥協し、何を優先するかを明確にしましょう。

⑥人生で進んでいるよい方向は何か
年齢によるプラス面に注目し、得た知識や経験を評価します。

結論
中年期は挑戦の多い時期ですが、これまでの知恵や経験を活かし、意識的に次のステージを設計することで、人生をより充実したものにできます。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10364より抜粋して改編

要約を見てもらえるとわかると思いますが、
この論文は、「中年期」のキャリアに関する悩みを検証しています。

「まだ中年期ではないのだけど…」

という方も多いといらっしゃると思いますが、

中年期に入る前からキャリアの悩みを感じることもありますし、
中年期に起こりうる悩みに対して予め対処しておくこともできる、
ということで紹介しています。

キャリアに悩んだ時には、この6つの問いを自分に投げかけてみることをオススメする、という内容です。

質問にしっかり答えていくためには、
「自身の価値観」
を明らかにしておくことが大事だと思います。

この記事でもお話していますが、まずは
「自分は何を大事にしているのか」
「どうすれば幸せになれるのか」

を自分自身で理解しておくことが大事だと思います。

家庭に置き換えて考えると…

ただ、キャリアとは、実は自分一人のモノではなかったりします。

家庭を持っていると、
「自身のキャリア」は、家族に大きな影響をもたらす可能性がある
からです。

自身のキャリアを優先するがあまり、パートナーが我慢をしなければならなくなったり、その逆もあります。

子どものことを優先しすぎると、「自身の人生を歩めているのか?」と疑問を感じてしまうこともあります。

色んな記事で紹介していますが、

「家族全体の幸せ」を定義すること。そして、
「家族が大事にしている価値観」を家族で共有すること。
これが、家族でキャリアを考えていくうえで必要なことだと思います。

要約で述べた「6つの問い」を、自分自身だけでなく、家族全体まで視点を広げて考えることができると、
より良い「家庭経営」ができるのではないかと思います。

まとめ

本日は「キャリアに迷った時に自問すること」をテーマにした論文をご紹介しました。

迷いはどうしても生まれるものですし、
自分自身や周囲の影響を受けて、様々なことを考えるものだと思います。

自分を見失わないように、家族全体が幸せであるように、
「しっかり戻れる場所」を見つけておきましょう!

それではまた次回。

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