幸せホルモンを制するものは日常を制する
人はどんな時に幸福を感じるのでしょうか?
色々な場面で人は幸せを感じます。
この幸せを感じる時に、人の体に起きていること、それは「幸せホルモン」が大量に分泌されています。
皆さんは、「幸せホルモン」って聞いたことありますか?
セロトニンやドーパミンといった脳内で分泌される神経伝達物質のことです。
この物質の分泌量が増えることによって、人はさまざまな種類の幸福感を脳で感じています。
実はこの幸せホルモン、仕事と家庭の両立にとてつもない役割を果たしてくれます。
そして、幸せホルモンの分泌は、日々の行動で増やすことができるんです。
今日はこの「幸せホルモン」について、以下の流れでお話ししていきます!
今日の話はこちらの本を参考にさせていただいております(こちらの本は繰り返し読むほど毎回学びがあります!!)。
覚えてほしい幸せホルモン4種類
幸せホルモンにはいくつか種類があります。その中でも代表的なものは以下の4つです。
○ドーパミン
何かに熱中、集中し、物事を達成しようとしている際に分泌されるホルモンです。
ワクワクやポジティブな意味でのドキドキを感じている時は、このホルモンが出ています。
また、旅行の計画のような、やりたいことを企画・計画している時などにも分泌が増えるようです。
このように、何かを期待している時に分泌され、その期待通りの結果やリターンが返ってきた時に、さらに分泌されます。
ドーパミンの効果は以下の通りです。
ドーパミンとこれから説明する他のホルモンとの大きな違いは、ドーパミンの分泌が何らかの行動を始めるキッカケ、原因になっているということです。
他のホルモンは、何かの行動を行った結果、分泌量が増えるので、この点はドーパミンの特徴です。
○オキシトシン
絆ホルモン、つながりホルモン、愛情ホルモンとも呼ばれることもあるこのオキシトシン。信頼関係の構築に大きな役割を果たします。
オキシトシンの効果はコチラ。
特筆すべきは「浮気を予防する」効果です。
オキシトシンの分泌量が多い男性は、パートナー以外の異性を遠ざけるように行動する、というデータもあるようですので、夫婦の良好な関係を維持するのに大きな役割を果たしてくれるホルモンといえますね。
オキシトシンは、
・赤ちゃんを抱いている時
・パートナーやペットとの触れ合い(「触れられる」だけでなく、「(愛情を持って)触れる」ことでも分泌量が増えます)
・推し活をしている時
・甘い物を食べている時
などで、分泌量は増えるようです。
あとは、ボランティアなど、「相手のために何かをしてあげる」という行動をしているときにはオキシトシンが出ているようです。利他的な行動と関連するホルモンですね。
○セロトニン
不安やストレスを軽減してくれるホルモンとして聞いたことがある人が多いと思います。うつ症状が出てしまう方には特に重要なホルモンです。
セロトニンの効果はコチラ。
セロトニンは、
・胸を張る(背中を伸ばした姿勢になる)
・リズム運動(歩行や咀嚼)
・穏やかな呼吸(特に息をしっかり吐く)
・日光浴
などで分泌されます。
また、優越感を感じることでも分泌量が増えるとされており、周囲の人と比較して「自分は上にいる」と感じた時にも分泌量が増えるようです。のちに述べますが、そういった効果もあるので注意が必要です。
○エンドルフィン
最後のホルモンは、エンドルフィンです。
これは、何かを達成した時(ドーパミンは達成「しようとした時」でしたね)や、体が痛みや苦痛を感じた時に分泌されるホルモンです。
他者から褒められたり、認められた時にも増えると言われています。
エンドルフィンの効果は以下の通りです。
他にも人と人とを結びつけるような効果もあり、リラックスしたコミュニケーションをする役に立っているようです。オキシトシンとの違いは、その効果は一時的なものであるという点です。
エンドルフィンは
・歌う
・踊る
・笑う
・泣く
・おいしい物を食べる
などで分泌量が増えます。
また、ヨガや入浴、サウナなども分泌量が増えると言われています。
すぐに実践できる、幸せホルモンドバドバメソッド
これまで各ホルモンがどういう作用をするのかを見ていただきました(長くてすいません!!)。
実は、仕事や家庭でも幸せホルモンが分泌される場面は結構あります。下記のことを意識してなくても実はやってるよ!という人もいるかもしれないですね。
そういう方は幸せホルモンがたくさん出てます。そのまま継続してみてください!
例えば仕事ではこんな流れかなとイメージしています。
こんな感じかなと。こんなにうまくいくわけない、ってこともあると思いますが、①、②あたりはご自身の心がけでできそうな気がしますね。
あと、休憩時間に「大きく息を吸って、伸びをする(胸を大きく張るように)」という習慣をつけておくとセロトニンの分泌も増えてきますので、おススメです。
ちなみに家庭ではこんな感じかなと。
こんなうまくいくか?という皆様の声も聞こえてきそうですが、このような形で自分自身の幸せホルモンが出ています。
まぁ実際にやってみると、お土産も、タイミングは難しいと思います。
毎日毎日だと期待値が上がりすぎてドーパミンも出てこなくなりますし、
そもそもの関係性づくりがモノを言うかとも思いますので、ただこのままやってもうまく行かないこともあります。
じゃあ、結局どうすればいい?
そこでおすすめなのが以下の内容。
○やっぱりなんだかんだでマッサージって効果あるんです。
実は、マッサージって、紹介してきた4つ全ての幸せホルモンが分泌されるんです。
・今からリラックスできるという期待感(ドーパミン)
・皮膚刺激による鎮痛効果(エンドルフィン)
・心理的なリラックス(セロトニン)
・触れ合うことによる繋がり、信頼関係(オキシトシン)
という万能な方法です。
特にパートナーとお互いにマッサージしあうということは、とても幸せを感じる方法として優秀ですし、絆も深まります。
コミュニケーションのキッカケとしても優秀ですので、是非とも実践してみてください。
ちなみに、お互いに10分ずつ行う程度で良いと思います。休日前の夜など、お互いの一週間の働きを労うようにケアしあうと良いのではないでしょうか?
〇マッサージの時に意識してほしいこと3つ
幸せホルモンを分泌するようなマッサージ方法は、以下の3つを守っていただければ上手く行きます。
①手全体で包み込むように手を当てる
②強い圧はかけず、ゆっくりなでるように手を動かす(1秒間に5㎝くらい)
⓷痛みを出さない(ほぐさない)
これさえ守っていただければ十分です。
指先でグリグリとほぐすような方法はおススメできません。体も緊張するし、痛みも伴う可能性があるためです。
痛気持ちいい方法がお好みの方も、できればこの方法で受けてみてください。
イメージしているマッサージの気持ち良さとは異なる感覚で心地良さを感じると思います。(緊張していたものがほどけて緩む感覚)
今凝っているところ、痛いところをマッサージするよりも、少し患部から離れた場所をほぐしていただくとより安全で効果的です。
まとめ
人生をより豊かにするために、幸せホルモンをうまく分泌させられる習慣や考え方を紹介しました。
日々の幸福感を維持し続けることも、生きていくスキルとして必要だと考えます。
仕事に家庭に忙しいパパさん、ママさんはもちろんのこと、多くの人たちに取り入れて欲しい考え方、手法だと思います。
仕事も家庭もあきらめたくない方、ご自身の体と心のケアは、立派なビジネススキルであり、かつ家庭のスキルとなります。
ぜひとも簡単なマッサージから始めてみてください。
今後は、
・育児で学ぶ、ビジネススキル
として、MBAで学ぶような考え方やフレームワークを育児から学ぶ、というコンテンツを中心に書いていこうと思います。
また、立派なビジネススキルともいえる、体や心のケアもその中に織り交ぜながら発信していきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!