その18〜画期的な過去のイノベーションが効果を失った時にどうするか〜
※忙しい人向け、この記事の要約です。
「この会議必要??」
「このチェックリストって機能してるの?」
そんなことを人目も気にせず平気で言ってしまうもりおです。
進捗管理と今後のアクションを決定するための定例ミーティングや、
漏れやダブりなく作業を遂行するためのチェックリストなど、
元々業務において必要だったものが形骸化して、
大した効果もなくダラダラと続けてしまっていること、あるのではないでしょうか?
そんな状況に頭を抱える方にご紹介したいのがこちらの論文。
タイトルは、
「有効だったプロセスがルーチン化し、効果を失ったらどうすべきか
改善と再実装の4原則」
です。
論文の要約
4つの原則は以下のようになってます。
組織の課題に合わせる、のがなぜ必要かというと、変化の激しいこの時代では、過去の素晴らしいやり方が適応しなくなっていることがあるからです。
抱える課題も日々変化します。
よって
「組織の課題は何なのか?そしてそれを変えるために何ができるか?を意識すること」
で、過去のイノベーション(今のルーチン)を修正するキッカケとなります。
ただ、このイノベーションを修正して、新たなものを導入するには1人の力では足りません。
そして、新しいもの自体も完璧なものではない、ということを受け入れながら、周囲のメンバーとコミュニケーションを密に取り、進めていくことで、新たなイノベーションを起こせるでしょう。
家庭に置き換えて考えると…
ライフステージの変化によって、イノベーティブな方法が大した効果を発揮しなくなることはよくあることです。
子供たちが成長してくると、
過去に通用していたやり方が、全然効果を発揮しない!
なんていうことはよくあります。
うちの子は、歯磨きを嫌がって、大人しく口を開けてくれないので、好きなキャラクターの歯磨きグッズで促す作戦を実行しました。
当初は効果ばつぐんで、サッサと歯磨きを終わらせられたのですが、今やその作戦は全く効果がない状態が続いており、歯磨きに時間がかかるようになってしまいました。
そこで、
「そもそも、なぜ早く歯磨きをしてほしいのか?」
という疑問から、
「歯磨きを早く終わらせたい」のではなく、
「時間通りに出発するための時間の余裕が欲しい」
という本質的なニーズを意識するようになりました。
そこで、他の時間を短縮できるように、親が前日の晩から用意できるものは用意しておいて、
翌朝のバタバタを減らすように、夫婦で協力して朝の支度プロセスを変更し、実践しました。
結果的には、子供達自身が「歯磨きする」と言い出すのを待つ余裕ができるようになり、親としても、せかせかせずに済むようになりました。
↑はあくまで一例ですが、
本質的な課題を捉えられれば選択肢は広がり、「イノベーション」と呼べるほどのものでなくても、より良い解決策を導入することができます。
特に家庭では、オペレーションの課題が多いと思います。
こちらの記事を参考にしていただけると、日々のオペレーションも戦略的に行うことができます。
まとめ
本日は、「過去に大きな成果を挙げたイノベーションにこだわらずに、うまく修正・変更していくための手法」についての論文を紹介しました。
仕事でも、家庭でも、変化の速さについていくのはとても大変だと思いますが、常に「課題は何か?」ということを考えていきましょう。
そうすると、必ず改善すべきポイントが見つかるはずです。
早速自分自身でも実践していきたいと思います!
それではまた。
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