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政治家は「人気取り」がモノを言う水商売

元おニャン子の国会議員が外務政務官に決まったことが、石破のいかにもオタク丸出しの人事だと非難されている。それ自体は確かに否定しようもないだろうが、そもそも政治家というのはそんなに高潔な職業なのか、というとこにそもそもの疑問がある。

異論もあろうが、政治家なんて票が取れずに落選したらただの無職になる。
だからこそ選挙に勝って権力を握るためなら何でもする、悪魔とも手を結ぶ、当選前と当選後で主張ががらっと変節する、なんてことがザラにあるわけで、その意味で政治家は「高潔」どころか最も「人気取り」がモノをいう職業でもある。日本以外を見たって、民主主義体制の国は元俳優とかの政治家が多い。

だから東条英機は「政治家なんて人気取りの水商売だ」と蔑み、「自分は水商売の教育など受けていない!」と、政治家になることを最初は拒んでいた。当時は政党政治が機能不全になり軍政に国民の期待が集まっていたから尚更だろうが、そもそも民主主義体制における政治家というのは本質的に「チャラい」存在とも言える。政治家はあくまで「広報」で官僚が「実務」、というのが良くも悪しくもこの国の体制なのだ。

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