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日記:憂鬱、はたらく細胞、私を救ってくれたものたち。
はたらく細胞BLACKで流れ弾を食らう
1/26くらいまで、なんだか憂鬱だった。
母は茨城へ。姉は自宅へ。私は実家で悠々ひとり時間!
とふだんなら嬉しいはずが、やる気0。
生きのびるための事務のぐっと来たところをまとめるぞ!と意気込んていたのに、未来の現実のタイムスケジュールが全然書き進まず。
未来が描けない状態になっていた。
ひとりごはんのお伴に、めずらしくNetflixを開くも、みたいアニメはない。
なんとなく、はたらく細胞BLACK というのを見る。
喫煙の一酸化炭素で酸素が運べなくなってしまう赤血球たち。(ちょっとグロい)「なんのために働くのか…」と病む赤血球。
ここで流れ弾を食らう私。
未来も描けず、今も楽しくなく、全然おいしくない蒸しパンを作ってしまい、高騰している食材を消費し。
なんのために生きているのか、と。
そうこうしているいまも、私のからだのなかでは、無数の赤血球や白血球や臓器たちが働いている。
なんのために、彼らに頑張らせながら生きてるんだろう。
喫煙や過労とか睡眠不足はないから、彼らに無理はさせていない。
でも、目的もなく、生きながらえている。
その日はだらだらYouTubeをみながら寝た。(はたらく細胞は途中までしか見れなかった。集中力の低下がこわい)
そういう時は、すべきでないことをしない、なんてことはできない。
ただ一日が過ぎるのを、やり過ごすことだけ考えている。
次の日は、看護学生さんの実習があったりで朝からやることがあった。
しょうもないことを悩むのは暇だからだ。
暇がないこと、人に強制的に会うことで癒されることってある。
自己肯定感高すぎる姉
昼から来た姉に、昨日感じたことを話した。
「赤血球や臓器が頑張ってくれていることに値するかなんて考えない。
私が生きてるから臓器も生きていられる。値するかなんて、私がこの世に存在してる時点で値する。むしろ、私のために働けてよかったなくらいの勢いだよ。」
と姉。
この自己肯定感の高さが素直に尊敬する。
私がもし生まれ変わるなら、姉の赤血球だったら楽しく働けそう。
家族でハウルを観る
夜ごはんの後、母が録画していてくれた「ハウルの動く城」を発見。
フランスでの歩き旅から、ずっと見たかったハウル。(歩き旅をしている若い子で、ジブリファンが多かった。ジブリ映画に出てきそうな風景もたくさんで余計見たくなった。)けれど、アマプラにもNetflixにもジブリはないので、見れずにいた。
母と見始めていたら、赤ちゃんを寝かしつけに行った姉が戻ってきて、「一緒に観たい~」と言う。
70歳のばあばと、39歳の姉と、わたしと、4ヵ月の赤ちゃん。
女4人でわいわいとハウルを観る。
「写真みたいね~これ人が描いてるんでしょ?」と背景に感動する母。
「キムタクすごい。ほかの役と全然雰囲気が違う。」「さっきスカーフ飛んでいったよね、いつ回収した!?」と姉。
「荒れ地の魔女いいわあ~」「だんだん城がミニマムになっていくのが示唆的よね」とわたし。
ママのおっぱいを飲む赤ちゃん。
なんだかすごく、満足した。
(母は中盤から寝てた。)
Kさん一家との、ひたすら笑ってる時間
昨日ひさびさにうちに遊びにきたKさん。
ぬかカイロの追加を作りたいので、ミシンを借りられないか相談。
快く「いつでもうちに来て使ってください!いつでも!」とKさん。
じゃあ今日の午後いいですか?と私。
Kさんのいつでもは本当だった。午後にはKさんの家でぬかカイロを3つ縫う。いままでの長方形の袋型ではなく、首や肩に乗せられる細長型。
前に作ったものは一本が繋がっていたので、中身が両端に寄ってしまい、肝心の首を温めらなかった。
小さな部屋を4つ繋げた形がいい、とオーダーがあったので、小さい部屋ができるように縫う。(Kさんのアドバイスで部屋は3つにする。4つにすると首のところに隙間ができてスース―するそう。)
なかなか大変である。部屋ごとに中身を詰めて、いれた口を、中身をよけながら縫う。う~ん。あんまり中身を詰められないな。
Kさんのアドバイスで最初に長い1本の形で縫ってから、中身をモーゼの海のようによけて、区切る部分を縫う方式にする。これはいいかんじ!
長細型2つ、集中力の関係で長方形型1つを縫い上げて、晩御飯をごちそうになる。Kさんと、学校から帰ってきた子どもたちと、呼ばれたうちの母。
ちょっと落ち着いた声になったお姉さんと、お姉さんへの煽りスキルがさらに高くなっている7歳の弟くん。
ごはんのあとは、二人で歌ったり、学校で習っているダンスを見せてくれたり、3人でカードゲームをしたり。
弟くんのお気に入りは「細胞ゲーム」
なんと、はたらく細胞のボードゲームが出ているのだ!
神経衰弱、細胞くださいなゲーム、細胞出てこいゲームをした。
神経衰弱がいちばん医学用語っぽいの笑える。細胞くださいなと出てこいはシュールすぎて好き。
帰り道、今日はたくさん笑ったなあと思った。
Kさんにも、ゆかいな2人のこどもたちにも、たくさん笑わせてもらった。
Kさんところにいるとき、私はすごく自然体なんだなと感じる。ありがたいことだ。
私はなんのために生きているのか。
大好きな人たちと生きるため。
夢中になれる映画を観るため。
大好きな人と美味しいごはんを食べるため。
今日もたくさん笑ったなあって毎日を過ごすため。
工夫したり試行錯誤しながら、手をつかって、いいものを作るため。
なるほど!という言葉に出会うため。