めぐみ

きらめきを蒐集しています。 描いたり書いたりつくったり。 美味しいものが好きだけど、料…

めぐみ

きらめきを蒐集しています。 描いたり書いたりつくったり。 美味しいものが好きだけど、料理の腕にはムラがある。幸せな時は食欲ないタイプ。 https://www.instagram.com/tekaramono/

最近の記事

本とあたらしい野望。【山本教行著 暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々】

不思議な本である。 北海道のまたたび文庫で買って、つぎつぎ面白いエピソードが飛び出して来て、あっという間に読み終わってしまった。 次の週に、例によってそのきらきらしたところを手帳に書き写そうとしたのだが、不思議なことにぜんぜんその箇所が見つからない。私は迷子になってしまった。 なんなら、目が文字の上をすべってしまって全然頭に入ってこない。 しょうがない、あのきらめきはしばしのお預けだ。 そんな風に自分に言い聞かせて半月ほど放っておいた。 本の写経タイムは意外にもはやく訪

    • 3年ぶりにブックカバーを作ったら

      手帳のサイズが変わった。 2年ほど前から新書サイズに。 そのために自分で作った手帳カバーはお役御免となった。作った時の緊張感のある凹凸が、 仕舞うころには艶のあるぺったり柔らかな手触りになった。 そして今の私は赤の気分ではなくなった。 (今というより、1年くらい前から) 今回も、おなじみのK先生の鹿皮を使う。 白なめし、という手法だったような? ものづくりはやるほどに上手くなるというのをよく聞くけれど、わたしにはそれは当てはまらない。 最初がビギナーズラックみたいに上

      • 映画の感想 トスカーナの休日

        トスカーナの休日をみた。 離婚した女性が友達のすすめてくれたトスカーナの空き家に一目惚れして、買っちゃう話。 友達が教えてくれて、「買ったんだけど、DVDがどっかにいっちゃったんだよね。一緒にみよ〜」と誘ってくれた。 その気持ちに喜びながらも、見つけるのを待たずにアマプラで観る。観たいときが旬。 主人公と自分が重なる 主人公は、自分の欲しいものが手に入るかも?という期待と束の間の喜びと、周りの幸せをみたときに襲ってくる淋しさとを行ったりきたりしている。 とてもかっこ悪

        • SNS断食・メルカリ・語学学習(なんとなく、最近の動向を振り返る。)

          モーニングページ的な、頭の中の整理みたいなnoteになると思う。 SNSを減らす 最近はSNSの時間を減らすことを励んでいる。 具体的には、Facebook、Instagram、youtubeのアプリを消した。 なんなら、漫画アプリも消した。(マンガワン、LINEマンガ) もともとXはやってない。 とはいえ普通にスマホ中毒なので、また検索してそれらを見るのだけど、アプリの手軽さがない分、見る時間は大きく減った。 (ブラウザ版のFacebookをスマホで見たり投稿するの

        本とあたらしい野望。【山本教行著 暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々】

          本のメモ、私の野望。【ダヴィッド・ル・ブルトン著 歩き旅の愉しみ】

          はじめに 先日、北海道に旅にいってきた。とにかく沢山歩いた旅だった。 そう、私は歩くのが好きなのだ。京丹後の山奥で車を持たずに生活していたのは、免許がなかったこともあるが、実際のところ歩くのが好きだから。 歩くのはいい。 目を見張るような、ワクワクするようなアイディアが降ってくるのは、たいてい歩いているときだ。気分が明るくなるのも。ごちゃごちゃした頭やモヤモヤした心がすっきりするのも、歩くことによって、が多い。 そして、たくさん歩いた日は、日常の輝きが増す。 それは、

          本のメモ、私の野望。【ダヴィッド・ル・ブルトン著 歩き旅の愉しみ】

          かけがえのなさについて

          北海道に来ている。 ニセコ方面に向かう道で 草を食んでのびのびと過ごしている牛をみて、美味しそう!と思った。 ステーキもハンバーグも美味しかった。 基本的に私の中で可愛い、好き、美しい、と美味しそうは両立する。 きのこしかり お魚しかり 野菜しかり。 鶏に関しては、たくみ(私の飼い鶏)だっていざとなったら食べるつもりだった。 でも食べられなくなったのは、 食べてしまったらもう会えない、 その悲しさに尽きる。 多分、目の前の牛が地球最後の牛なら、食べないと思う。

          かけがえのなさについて

          透明な水に浸りたかった。

          かねてよりいきたかった高知の仁淀川 例によって無計画に出発を決めた しかもこの時期。 埼玉から大阪までのバスはとれたが 大阪から高知までのバスはとれず。 わたしがこんなに惹かれているということは 「行ける」ということなんだろう。 やるだけのことをやるのみ。 着いた先の早朝の大阪で、 券売機をチェックしたら 一席だけ空きがあった。 わたしの席はあるのだ。 高知駅からは電車とバスを乗り継ぎ。 小さな駅のスロープをぞろぞろとおりてゆく乗客。 気怠い暑さなのに下りで勢いが

          透明な水に浸りたかった。

          川に会いに行く⓪本音に従うと奇跡が起こる。

          昨日、お家にいるのが限界になった。 もー埼玉はお腹いっぱいです! お姉ちゃん親子もいて、 来客もあったりして ずーっと落ち着かない。 もう爆発しそう。 綺麗な川に行きたいんじゃ。 浸りたいんじゃ。 水ならなんでもいいわけじゃなくて 透明な川に浸りたいんじゃ。 (濁ってるのは生理的に恐怖) しかし最寄りの美しい水の川(長野 阿寺渓谷)は 1週間ずっと雨予報なんじゃぁ… なんなら先週もずっと雨だった と、いうわけで かねてより行きたかった高知の仁淀川を尋ねることに。 だ

          川に会いに行く⓪本音に従うと奇跡が起こる。

          つるとわたし。

          近所のローソンに手紙とレターパックを出しにゆく。 今日は暑いけど、午前の斜めの日差しと高架が作り出す長い影のなかはまぁまぁ涼しい。 高架下のフェンスの金網に、カラスウリと山芋らしき蔓がまきついている。 つる、好きだなぁ。 くるくるしてて、可愛い。 軽い感じもよい。 と、足を進めていたら、ふと、「私とつるは似ている」と思った。 フェンスや木に這い上って、自分で硬い幹を伸ばさずに高いところにゆく。 先駆者でコツコツタイプの肩を借りて 高い視座なり ちょっとした贅沢をさ

          つるとわたし。

          本を送る。

          7月の終わりに喋ったTちゃんに、本を送る。 「社会の授業で、もっと違うことも教えて欲しかった」って思いを聞いて、思い浮かんだ本2冊。 家にあったから送るねーと言ったのが7/30 今日は8/12 送る前にちょっと読みたい、 っていう貧乏性発揮。 しかし結局この2週間読めず 教育や子供の環境、学びについて知見を深められる私でありたい、っていう理想と 漫画読みたい、友達とワクワクするおしゃべりしたいっていう本音 そのふたつが一致してないことを受け入れられてなかった。 そう

          本を送る。

          ジェットコースターをいつのまにか降りていた。【ほめ日記を100日やってみたら】

          おはようございます。 といってももう11時なんだけど、午前中に「今日したかったこと」に取り掛かれているわたし、えらい。 なぜなら、取り掛かったものは終わるからである。 今日は私が100日続けてみた「ほめ日記」の効果と、 ちょっとした思いつきをシェアするね。 まず、ほめ日記って知ってる? その名の通り、自分を「ほめる」+「日記」。 私が大好きなベンガルちゃん(藤川美帆さん)がやってていいな~と思ったので真似してみたのがはじまり。 毎日寝る前に、5分自分を褒める。それを

          ¥500

          ジェットコースターをいつのまにか降りていた。【ほめ日記を100日やってみたら】

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          惹かれて読んだ本のよさを淡々と語る 宮崎智之「平熱のまま、この世界に熱狂したい」感想

          はじめに メモ 読み終わりたい本の読み終わり方 読み終わることを諦めて人に送れ。 天邪鬼ならばそう決めた瞬間、読むのを再開・読了できる。 本との出会い タイトルに惹かれて買った本。 ちょうど仲間うちで、身の回りのよさにフォーカスしよう的な取り組みをしていた頃。 なんでもない日常の素晴らしさに、静かな興奮を感じていた日に、ちょうど出会った本。 (ちなみにこの日の興奮は、ギリシャヨーグルトに入れたオートミールとあんこの組み合わせ。とろ〜りもちもち、酸味と甘みとクリーミー

          惹かれて読んだ本のよさを淡々と語る 宮崎智之「平熱のまま、この世界に熱狂したい」感想

          諦められるようになるには、土台が必要である

          最近、諦められることの効用を感じている。 今日は諦めがつくことによる思いがけない変化と、どうしたら諦めがつくか、ということについて語ろう。 諦めがつくようになったら遅刻が減った 正直に申し上げると、遅刻が減った、というのは正しくない。 そもそも私は遅刻魔の自覚があるので、 人と待ち合わせを極力しない。 遅刻しなくなったなーと自覚した時点で 人との待ち合わせをしていない。 そりゃあ遅刻もしないわけである。 なので、正しくは、 外出前の余裕が生まれた。 次の行動に移れる

          諦められるようになるには、土台が必要である

          いささか尖りすぎてる本の読めるお店 フヅクエに行ってきた

          昨日は友達がおすすめしてくれた 初台にある本が読めるカフェ フヅクエ に行ってきた。 結論から言うと わたしの本日の目的 ○7月の濃かった2日間の日記をかく ○お手紙をかく ○7月の振り返りをして、8月のやりたいことリストつくる はできなかった! ひとつも!笑 ただ、 ○新しい世界を体感する (かつ自分の作りたい空間のデータあつめ) ○天才の世界と親しむ というふわっと思ってたけど 長期的な視点でやりたかったことは できました◎ むしろ、 日記もメモもいま

          いささか尖りすぎてる本の読めるお店 フヅクエに行ってきた

          「天才たちの日課 クリエティブな人々の必ずしもクリエティブでない日々」感想

          結論から話そう。 天才のひみつ、それは、「なんでもあり」。 メイソン・カリーの本 「天才たちの日課 クリエティブな人々の必ずしもクリエティブでない日々」 を読んだ。 161人の各分野の天才たちのこだわりやルーティンを紹介している本。 ブログから本になったという本で 厚みの割にとても読みやすい。 読んでいて感じたのは 天才と言われる人々も生活者であった ということ。 当然といえば当然だけど 彼らもシャワーを浴びて ごはんを食べて 人と喋って お金も使うし 疲れもする。

          「天才たちの日課 クリエティブな人々の必ずしもクリエティブでない日々」感想

          フルコースみたいな、神さまからのご褒美みたいな日の日記。佐渡にて。

          かけるか、分からない。 けど、それでも書き始めてみるね。 7/21はすごい1日だった。 フルコースみたいな 願ったことも、願ってないけど好きなことも、全部叶った日。 翌朝起きてから、こんなことがあってもよいのかーと感極まって泣けた。 (泣けて泣けて、目がかゆくなって、こすった時に抜けたまつ毛が目の中で行方不明。) 理想100%どおりじゃなくても いちばんよくできる じゃなくても やりたい!こうしたい!に向かって試行錯誤した佐渡での日々は無駄じゃなかった… ってすごく

          フルコースみたいな、神さまからのご褒美みたいな日の日記。佐渡にて。