細身体型の筋トレ効果を高めるのはホエイorソイor玄米プロテイン?
「せめて人並みの筋肉をつけたい」と志してからというもの、
プロテインへの関心が急激に高まりましてね。
通販ショップやスポーツ店を眺めると、
プロテインには、実に様々な種類があって驚きます。
代表的なものはというと、
ホエイプロテイン、ソイプロテイン、玄米プロテインなど。
これらの中で、
私のような細身体型が筋トレするのに
適しているプロテインはどれでしょうか?
ホエイプロテイン、ソイプロテイン、玄米プロテインの違い
まずは、
それぞれの製品の特長を比較してみます。
ホエイプロテイン
原料は牛乳です。
ホエイというのは、時間の経ったプレーンヨーグルトの上澄みに出てくる
透明な液体のこと。
とても栄養価に優れていることから、
これを豚に飲ませて「ホエー豚」のブランド名で
豚肉を製造・販売している農家もあります。
特徴は、人体に早く吸収される点で、
トレーニング後に素早くたんぱく質を補給するのに最適です。
「筋トレ後の45分がプロテイン摂取のゴールデンタイム」
というのがトレーニング界の定説ですが、
この時には、吸収の速いホエイプロテインが理想的になります。
そのほかのメリットとして、
安価で入手しやすい点があります。
プロテインメーカーが最も力を入れている主力商品ですから、
競争が激しく、様々なタイプのものが売られています。
コスパのよいものが、容易に手に入りますから、
飲み比べてみたくなりますね。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインの一種で、
原料は牛乳です。
カゼインには
吸収がゆっくり行われる特徴があることから、
寝る前に飲む用途で用いられることが多いです。
トレーニング後にホエイと合わせて飲むと、
タンパク質が時間差で吸収され、
効果時間が長持ちします。
筋トレの効果を高めることはできますが、
2種類一緒に飲もうとすると金銭的負担が増しますから、
ある程度肉がついてきて、さらに伸ばしたいという時に
手を出せば十分でしょう。
ソイプロテイン
原料は大豆です。
乳製品にアレルギーがあったり、
動物性のプロテインに抵抗がある人に向いています。
ホエイと比べて吸収に時間がかかるのが特徴です。
だいたい5~6時間というところでしょうか。
そのため腹持ちが良いです。
また、植物性ですからカロリーも比較的低く、
ダイエットを主目的にしている女性に人気があります。
玄米プロテイン
原料は玄米、つまりお米です。
アレルギーの心配がほぼありませんから、
健康を考慮するとベストチョイスになります。
ただ、ホエイに比べてタンパク質含有量が低い傾向がありますから、
筋肉増強の効率はやや劣ります。
日本では知名度が低く、
商品数も少ないことから
入手しにくく、値段も高め。
海外の健康食品通販サイトだと、健康志向が強いことと、
宗教上、思想上の理由で動物性たんぱく質を
食べられない人がいらっしゃるため、
ラインナップが多いです。
早く成果を出したいならホエイ。健康も重視なら玄米プロテイン
早く筋肉量を増やしたいなら、
ホエイが一番です。
タンパク質含有量も多く、
安価ですからコスパもいい。
でも、健康面まで考えると、
かなり疑問が出てきます。
これは昔から言われていますが、
日本人の体質は牛乳に合わないのです。
日本人は西洋人と違って、
牛乳に含まれる糖分の「乳糖」を分解する酵素を
持っていない人が多い。
これを「乳糖不耐性」と呼びます。
私の母がそうなのですが、
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのは、
「乳糖不耐性」が原因です。
日本人も戦後から牛乳を飲み始めました。
それから花粉症やアトピーといったアレルギー体質が
増えて国民病になったことと、
牛乳には強い関連があると主張する医学者も多いです。
ちなみに、私は小中学校の頃、
クラスで一番低かった背を伸ばしたくて
毎日給食の牛乳を2本ずつ飲んでいました。
その甲斐は全く無く、
いまでも身長は低いままです。
今考えてみると、
腸が栄養分を吸収できていなかったのかもしれません。
そして、
健康を意識するようになった30代前半くらいから、
牛乳を飲まないようにしました。
もっとも、
飲んでもお腹の調子が悪くなるわけではありませんし、
牧場で売っている瓶詰の低温殺菌牛乳は大好きです。
お菓子や料理にも普通に使います。
カフェオレも好きです。
なので、酒やたばこ同様、
嗜好品として楽しむ感じで飲んでいます。
話がそれましたね。
戻しましょう。
ホエイプロテインは健康を考えると
あまり摂るべきではありません。
でも筋肉をつける効果は高いわけです。
そこで、
痩せ体型の男子が取る方法は、
期間限定でホエイを摂って、
ある程度肉が付いたら、
玄米プロテインに切り替える戦略。
自分の事例ですと、
1ヶ月目は、とにかく体重を増やしたかったので、
ウエイトゲイナーを飲みました。
もちろん、筋トレも同時並行で行い、
これで体重が1kgほど増えました。
2ヶ月目になると
ウエイトゲイナーとホエイプロテインを
合わせて摂るようにしました。
この間は、体調やお腹の調子を見ながら
プロテインの量を減らしたり、
飲まなかったりして調整もしました。
タンパク質は基本的に消化に悪いですから、
短期間に大量に摂取すると
腸に負担をかけて便秘ぎみになってしまうんですよ。
そして、トレーニングを続けて、5~6kg体重が増えたら、ウエイトゲイナーと玄米プロテインにするつもりです。
こうして、
筋肉増量の速さと健康のバランスをとるのが、
健康的な筋トレ生活を続けるコツになります。
いくらマッスルボディを手に入れたとしても、身体の内面が不健康になってしまっては元も子もありません。
目指すは、“健康”で“マッチョ”なカラダです。
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