神様の定食屋 1・2・3・4の無料部分感想
神様の定食屋
中村颯希さんの本です
kindle版
文庫本
本屋さんで目立つ位置にあるので、前から気になっていた小説です。
現在4冊目まで出ていたので、4冊目の無料部分まで読みました。
定食屋さんを営んでいた両親が突然の事故で亡くなってしまい、兄妹でそのお店を切り盛りしていくというストーリーで進んでいきます。
しかし、美味しいご飯の話だけと思いきや、何故か兄は神様とお話ができます。
そして、この世に未練のある魂達のお悩みを料理と共に解決していくという不思議だけれど優しいお話です。
兄には魂が乗り移りますが、全く怖さはないので怖いのが苦手な人でもしっかり楽しめます。
ただ、料理描写がとても丁寧なのでお腹がすくという問題も出てきます。
絵だけを見ると料理上手な兄がお店を回して、さらに未練のある魂の悩みまで解決するなんて!と思うかもしれません。
しかしこの兄、料理は全くの素人で妹には口でも負けてばかり。
その辺りの兄妹のやり取り、兄のやられっぷりも楽しめる本です。