血が足りない(婦人科系の話)
尾籠な話、生理がひどい。
ここ一年くらい特に出血量が酷くて、
一番ひどい時なんか尿のように出た時があった。
もちろん尿のように制御は効かないから、あっという間に下着を汚し、
着ていたパンツとコートを汚した。
私は電車のなかで双子をベビーカーに乗せていたから、焦って駅の個室の大きなトイレを探した。
子供に血を見せないように、両手血まみれになりながら処理をしてトイレを出たが、その処置虚しく、あっという間にまた服を汚した。
生理痛は無いのだが、出血量が多く、その時は夜用ナプキンで30分持たなかった。
これは異常事態だ、
そう思いながらその状況を一年続けてしまったのだから馬鹿なんだろう。
言い訳すると、とっても忙しかったのだ。
自分の異常事態に病院に駆け込まない、自分以上に周りを優先してしまい、
自分をケアしてこなかった。
その結果、私は特大の貧血になった。
もともと私は貧血気味で毎年の健康診断では、血液の項目が悪すぎてE判定になっていた。
特大貧血とは。まずずっと夢心地だ。
言葉はいいんだが、要はずっと頭のはっきりしないふわふわとした感じが常態化する。
身体を無理矢理起動させているから、疲労感が半端なかった。
それなのにそれが「普通」だと思ってしまい、疲労感も放置してしまった。
もともと貧血気味ではあったのだが、双子を出産してから悪化した。
妊娠中から白髪が異様に増えた。
これは今から考えると血を子供に取られていたからだと思う。
仕事も続けていたので、育児と仕事でいつもパンパン。
そこに子供が増えたので一軒家に引越しする計画ができた。
ついに身体が悲鳴をあげたのだ。
ただ、そういった状況でありながらも、貧血しか身体の不調が出なかったから、
身体は丈夫なのだと思う。
流石に観念して婦人科に行った。
ミレーナにするつもりだった。
ミレーナとはホルモン装置システムで、
ホルモンが出続ける医療器具を子宮内に設置するのである。
すると生理が軽くなるという処置だ。
ネットで調べると、賛否両論。
それでもすごく楽になった!と言う意見が多そうなので、
処置をお願いすることにした。
お値段は保険が効いて1万円ほど。
現在は処置してから3ヶ月経過している。
結論から言うと生理が無くなった。
正確に言うと、ほんの少し出血はしているのだが、
布ナプキンで漏れないくらいだ。
PMSのイライラはあるみたいなのだが、
以前ほどのイライラは無い。
ミレーナ素晴らしい!!
どうやら経産婦の方がミレーナは合うみたいなので、
軽率なおすすめはできないが、生理が辛い人はこういう選択肢があることを知ってほしい。
我々女性は一生ホルモンの申し子、振り回される日々だが、少しだけ欺いてやった感がある。
それにしても生理が無いだけでこんなに気持ちも身も軽くなるとは。
#ミレーナ #生理
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