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自分を甘やかすなら、とことん甘やかしたほうがいい気がした。
僕は普段、朝からひたすらブログを書き、午後からはWeb関連の案件対応やブログのネタ考案のための読書に励む。
合間を縫っての体幹トレーニングを毎日欠かさず、日が暮れる寸前には必ずウォーキングかランニングに出向く。
日々の食事に関しても、健康の試みで16時間断食をしている。そのため朝は食べない。昼も低GIを意識し、ごく少量。どうしても小腹が空いたら素焼きのナッツ。
お酒もたばこも口にしない。自分で言うのもだが、よくやっていると思う。
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しかし、そんな僕でも「サボりたい日」が当然ある。一昨日がそうだった。世の中が休日、外は気持ちいい秋晴れ。サボりというか、気晴らしがしたかった。
目的は「道の駅しょうないで、外で風力発電を眺めながら、ソフトクリームを食べる」。
風力発電とかこの辺ではまず見ないし、僕はもの珍しいものにそそられる。
道の駅しょうないは、東京で言うと、東京駅から奥多摩駅くらい。距離は約100キロ。片道2時間。僕の感覚では、プチ旅行だ。
そのため昼の12時ころにはタスクを強制終了し、車を走らせた。
結果、その目的を果たせた。
カラリとした秋晴れの中、サイズの割に勢いよく回る風力発電のプロペラをボーッと眺めながら美味しいソフトクリームを頬張る。
至福のひとときだった。
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それにしても、出先はつくづく「食べ物の誘惑」で溢れている。
道の駅に並ぶ食べ物たち
庄内ならではのだだちゃ豆スイーツ
露天販売の焼き鳥やチュロス
敷地内のラーメン屋さんの匂い
近くの某ショッピングモールには高級ソフト「クレミア」
しかし「気晴らしの日」と決めて出かけたのに、この場に及んでも日々の「規制グセ」が働いてしまった。
「んー、コロナ気になるし、ちょっと中での食事は抵抗あるな。」
「んー、ここでこんなに食べたら、血糖値上がって帰り絶対眠くなるな。」
「んー、これ以上食べると、ちょっと糖分とりすぎかな。」
僕はある意味、誘惑に強いのかもしれない。色々考え迷ったあげく、誘惑に勝った。
今回のプチ旅行で自分が達成したのはメインの目的「風力発電とソフト」のみとなった。
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誘惑に勝ったつもりだったが、帰宅後はダラダラと美味しそうなスイーツや、クレミアの画像を検索しては眺め、気持ちだけでも満たすための時間が続く。
そうしていくうちに、次から次へと、あれも美味しそう、これも美味しそう。どんどん欲が出る。
というわけで、今回のプチ旅行を通じて学んだこと。
「僕の場合たぶん、”ほどほど”では満足しない。」
もっと散財し、罪悪感や背徳感を感じながら、お腹いっぱい好きなものを食べれば、満足できたのかもしれない。
中途半端な気晴らしは逆に危険かもしれない。
「自分を甘やかす日」と決めたのなら、とことん甘やかす。そのためにも日々の仕事やタスクを全力でストイックにやる。
「何事もメリハリが大切」ということを改めて感じさせられた、いいプチ旅行となった。