理系音痴、数学を始める。
こちらのアカウントで文章を書き始めて、あまりにも暗い文章が続いている。よほど鬱屈した人生を歩んでいるように見えそうだけど、そうでもない。厳密にいえば「そうでもなく感じてる時間も全然ある」。
人生について考えすぎなようで、思いつきで行動し始めることも多くあり、あまり自分でも追いつけていない。こまりもの。
今日は新幹線に乗っていて、すごく暇なので、気楽な気持ちで本日2つ目の記事を書こうと思う。
友人には引かれたのだけども、私は社会人になって数学の勉強を始めた。なぜかというと、物理を勉強したいからである。なぜ物理を勉強したいかというと、音楽と物理は相性が良さそうだからである。(私は音楽が大好き。)
とは言うものの、私は完全に文系脳である。1学年350人くらいいた高校時代、文系科目はそれなりに頑張れば10位以内に入れても、理系科目は下から数えた方が早かった。
ただ、私は理系科目が嫌いではない。むしろ好きな方だ。
ここからはほぼ八つ当たりだが、高校の数学・物理その他諸々理系授業は酷なものである。そもそも、法則や定理の説明のほとんどが「これはこういうものなので、覚えるしかありません。」なのはいかがなものか。以下に記述した私のような人間は、大体がここでふるい落とされる。
おそらく理系科目が得意な人は、法則や定理の暗記を一瞬で済まし、それらを大いに活用して問題を解いていく快感を覚えていくのだろうが、私はその手前、授業中に定理や法則が出てきた時にえ、なんでなんで!なんでそうなるの!不思議不思議!知りたい知りたい知りたい!オバケと化すのである。ここが一番楽しい。
しかしながら、私の文系脳では自力で「なんでなんで!」を解決させることができない。
「なんでなんで!」に夢中になってるうちに授業は進み、授業で取り扱う本題的なところは耳をかすってもおらず、結局のところ「なんでなんで!」も解決せず、脳内がまっさらな状態でチャイムが鳴っていた。毎回。
テスト期間にどれだけ「がんばるぞ〜!」と意気込んだところで、私は試験範囲内にあたる青チャートの問題を解くだけで精一杯で、間違えた問題の解説を読んでもあまり理解できず、赤点スレスレを彷徨っていた。
私の理系音痴ぶりについては、仲間内ではそこそこに知れ渡っていた。所属していた部活には、赤点を取った者は活動停止になるルールがあったのだが、それもあって理系科目で赤点を取った同期は一旦私の元へ集まるルーティーンがあった。私は実力の伴わない理系科目愛でとりあえず解答欄を全て埋めるので、当てずっぽうで勝ち得た点数の寄せ集めで赤点をギリギリ回避することが多く、部停確定の同期を横目に体育館へ歩みを進める優越感に浸っていたものだ。
とは言うものの、結局高校3年生の時に「私はどうせ文系科目しかできません、、」という気持ちで文系の道を進むことを決めたのだが、大学3年あたりで自分は理系学生だったことに気づくのはまたいつか話したいと思う。
社会人になり、白チャートから手をつけ始めた私が音楽物理を楽しめるようになるまでの道のりは長いが、みなさん見守っていて欲しい。
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