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#7 1年目は「守・破・離」の「守」。焦らず段階を踏んでいくことが 「実りあるビジネス人生」につながる    『後悔しない社会人1年目の働き方』

こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!

■順を追って階段を踏んでいくことが大切

「守・破・離(しゅ・は・り)」という言葉があります。
これは、能を確立した世阿弥の教えで、武道や伝統芸術などの世界で語り継がれている精神のこと。「守」は基本の型を身につける段階、「破」はその型を破って応用する段階、「離」はそれらに創意工夫を加え自分独自のものを確立する段階を意味します。どんな道を進むにしても、極めていくためには順を追って階段を踏んでいくことが大切である、と伝えているのです。

3年目、5年目以降に長く活躍するためにも

皆さんは、「焦り」を感じてはいませんか? 
「早く成果を挙げて認められなくては」「同期に遅れを取ってしまっている、早く挽回しなくては」などと、プレッシャーを感じることもあるのではないでしょうか。

もちろん、早く成長したいという気持ちを持つことは大切です。けれど、成果を出すことを急ぐ必要はありません。前の記事でお伝えしたように、今は確実に基礎力を蓄える時期。それさえ怠らなければ、3年先、5年先に必ず成果となって表れます。あなたの会社の経営陣も、1年目から即戦力となることを求めてはいません。むしろ、3年目、5年目……それ以降に長く活躍してくれることを望んでいます。

■しっかりと「守」に取り組む

ビジネス人生はまだまだ長い!自分が30代、40代になったとき、いかに脂が乗っている状態に持っていけるかが肝心だと、私は思っています。今、目の前の仕事にどれだけ本気で取り組むか、自己投資をするか。それによって、どんな30代、40代を迎えられるかが変わってきます一足飛びに「破」「離」に到達しようなどと思わず、まずはしっかりと「守」に取り組んでいきましょう。

もりちからのメッセージ (1)

これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。

また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。

『後悔しない社会人1年目の働き方』
仕事場でのルール、「社会」のオキテ、気配りの作法、モチベーションの保ち方、挫折した時の復活の仕方などについて、自身の経験や後輩指導の経験はもとより、企業トップ・人事担当の視点も持つ森本千賀子ならではの考え方・アイデアを伝授します。


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