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#27 財務、マーケティングなど、「経営の基礎知識」は最低限理解する / 人間関係を深める仕事の習慣

こんにちは、森本千賀子です。今回は”ゆるぎない信頼関係を築く(4)”です。

財務、マーケティングなど、「経営の基礎知識」は最低限理解する

経営者や事業のキーマンと対話し、信頼を得たいなら、どんな業界・会社にも通じる「経営」の基礎知識は身につけておきたいものです。

私は20代の頃、「中小企業診断士」の資格取得を目指し、半年間ほどスクールに通っていました。財務・会計やマーケティング理論といったテーマは、外国語学部出身の私にとってはなじみが薄く、難しいイメージを持っていましたが、やはりビジネスをする上では「概念」「原理・原則」を知っておくべきだと考えたのです。相手企業の財務状況や経営状態を把握し、分析するために、最低限の知識は必要となります。

資格試験日が大切な予定と重なってしまったため試験は受けず、資格は取得しませんでしたが、学んだことは確実に役立ちました。学習した後は、知識がなかった頃と比較し、企業を見るときの「視点」が変わったと感じました。

「ROIが○○年から上昇していますが、何か背景がありますか?」

「人材紹介」という私の仕事柄、相手企業に今後の事業計画や事業展開をヒアリングして、そこから必要な人材ニーズを探るのですが、IR資料や財務諸表を読み解くと、おのずと会社の状態や意志が見て取れます。それも経営の基礎知識を習得したからこそ。自信を持って、目的を明確にして質問をすることができると感じています。

MBAほどハードルが高くなく、それほど長い学習期間を必要とせず、内容に網羅性がある「中小企業診断士」は、企業との取引を行う立場にある方は学んでみる価値があると思います。

相手の会社の状況をつかんで質問をすると、深い問題意識をもって話し合うことができるようになるはずです。

お客様や周囲の人々とよりよい関係を築き、あなたのビジネスがより大きく、喜びに満ちたものとなるよう、人生がキラキラと輝かしいものになるよう、心よりお祈りしています。

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