#42 厳しい人から逃げない。むしろ自分から近づいてみる『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
■厳しいことを言ってくれる人と積極的にかかわる
自分に対する批判的な意見、厳しい評価は、なるべく耳にしたくないもの。「キツイこと言うなぁ」という人とはなるべく距離を置きたいと思うものです。
けれどあえて、自分に厳しいことを言ってくれる人のそばに身を置いたり、こちらから積極的にかかわっていくようにしましょう。
多くの人は「相手に嫌われたくない」という気持ちから、相手の欠点が目についたとしても、あえて指摘することはしないと思います。けれど、反感を持たれること、「ウザい」と思われることを覚悟で指摘、忠告してくれる人というのは、あなたのことを本当に気にかけ、成長を願ってくれている人なのではないでしょうか。
そういう人を遠ざけることは、自分にとってメリットとはいえません。むしろ、自分から進んで近況を報告し、意見を求めるくらいの気持ちでおつき合いを続けていきたいものです。
私には、新人時代から人生の師匠として慕っている大先輩がいます。先輩といっても、父親ほどの年齢差がある男性です。私自身が閉塞感を覚えたり、成長感を感じられなくなると、あえてコンタクトを取り、会いに行きます。すると「君は今、目の前の仕事に集中しきれていない。流してしまっているね」と、遠慮なく叱ってくださいます。自分自身で感じていても、人から言われることで胸に深く刺さり、課題に真剣に向き合わなければ、と痛感するもの。あまりに厳しい指摘に凹むこともありますが、それ以上に私自身がさらなる進化に向けて歩みだすきっかけを与えていただいています。
自分では気づきにくい欠点も指摘してくれる人こそ、大切にしてください。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。