#11 複数の先輩を観察して 「いいとこ取り」をする。自分に合ったやり方を発見『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
■メモや手帳をどのように使ったらいいのか
仕事を早く覚えるために、そして効率的に仕事をこなせるようになるために、「メモの取り方」「手帳の使い方」を工夫することはとても大切です。けれど、最初のうちは、メモや手帳をどのように使ったらいいかわからないと思います。
これらのテーマは、マニュアル本なども多数出版されています。しかし、業種・職種・会社によって、仕事の流れや押さえておくべきポイントは異なるもの。
まずは上司や先輩がどのようにしているかを聞いてみるといいでしょう。手帳の書式、メモの整理、使っているペンなど、いろいろな人のデータを集めます。その中から、自分が使いやすいものや、やり方を選んで、真似してみるところからはじめましょう。
■複数の人の仕事のやり方を見てみる
メモや手帳に限らず、仕事のやり方を覚えていく過程では、複数の人のやり方を見てみましょう。特定の先輩があなたの「教育担当」として付くかもしれませんが、その人のやり方がすべてだと思わなくてもいいのです。その先輩のやり方よりも、もっと自分に向いているやり方、自分の強みを生かせるやり方が他にあるかもしれません。
可能であれば、いろいろな先輩に同行させてもらい、仕事の進め方を観察するのもいいでしょう。「今日は○○先輩、明日は△△先輩」と日替わりでターゲットを決め、1日、その人の動きをさりげなく観察する手もあります。
たとえば、取引先との打合せにしても、事前に綿密なシミュレーションをしておく人、当日一からヒアリングしながら臨機応変に対応していく人など、さまざまなタイプがいるはず。それぞれの先輩の「このやり方はいいな」「ここが上手いな」というポイントをかき集めて、取り入れていって下さい。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。
『後悔しない社会人1年目の働き方』
仕事場でのルール、「社会」のオキテ、気配りの作法、モチベーションの保ち方、挫折した時の復活の仕方などについて、自身の経験や後輩指導の経験はもとより、企業トップ・人事担当の視点も持つ森本千賀子ならではの考え方・アイデアを伝授します。