#35 お礼のメールでは「ビジネス定型文」は使わない『社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
■心に響くお礼メールを
社会人1年目、社内・社外にかかわらず出会う人からは「教えてもらうことばかり」だと思います。自分からはまだまだ相手に価値を提供できないのに、知識やノウハウを与えてもらえるのはとてもありがたいこと。そのことにちゃんと「感謝」の意を表し、おつき合いを継続させていきたいものです。そこで、面会の後には、「お礼メール」を送る習慣をつけることをおすすめします。さて、お礼メールの文面ですが、次の2つを比べてみてください。
▶「本日はありがとうございました。大変勉強になりました」
▶「本日はありがとうございました。どのお話もとてもおもしろかったです。とくに○○○のお話は「なるほど!」と納得しました。明日から早速実践します」
……あなたが受け取ったとしたら、どちらが心に響きますか?やはり後者なのではないでしょうか。後者のようなメッセージなら、相手に「教えてあげてよかったな。次の機会には、あの話を教えてあげよう」などと思ってもらえそうです。
■お礼メールのポイントは「素直な感情」で
お礼メールは、最低限のマナーを守った上で次のポイントを意識してみましょう。
①ビジネスメールの定型文をそのまま使うより、目の前で話すような表現で書く
②「うれしかった」「楽しかった」「感動した」など、素直な感情を伝える
③ひっくるめて「ありがとうございました」「勉強になりました」で済ませず、具体的にどの話が印象に残ったのか、自分がどう感じたのかを伝える
相手も「この人は自分に会ったことを喜んでくれているんだな」と思えば、「また会いたい」と思ってくれるはず。偶然の出会いを、次につなげていきましょう。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。