#43 上下関係を「わきまえるべき場面」「気にしなくていい場面」『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。#32~#42でお伝えした『人間関係を築く』のパートを振り返りたいと思います。
社会生活を送る上で、「上下関係」に 戸惑う人もいるかと思います。
学生時代に体育会系クラブに所属していた人などは、厳しい上下関係を経験していることから、目上の人への接し方を心得ているかもしれませんが、そうした経験がない場合は距離の取り方に悩むかもしれませんね。
そこで、社会人として上下関係をしっかりわきまえる場面、逆に、あえて気にする必要のない場面についてお話ししましょう。
まず、上下関係をしっかり押さえるべきポイント。これは第一に「ビジネスマナー」です。目上の人を立てるには、敬語を正しく使うほか、正しい席次・席順をしっかり把握しておいてください。応接室、会議室、エレベーター、タクシー などの場で、誰がどの位置にあるべきかを知っておき、日常で実践しましょう。 目上の人をしかるべき席へと促すことで、相手への敬意を示すことができます。
一方、自分のほうがポジションが下だからといって遠慮すべきではない場面も 多くあります。それは、会議などでの発言です。
#3でも触れたとおり、新人だからこそ見えているもの、気づくことはたくさんあります。「知識も経験もない自分がさしでがましいことを言うのはやめておこう」などと思わず、どんどん発信してみましょう。それが課題解決や改善、新しいアイデア創出の糸口になるかもしれないのですから。仮にその考えが誤っていたとしても、上司や先輩から指摘されることで誤りに気づくことができます。
普段、上司や先輩からの指示を素直に聞き、「学び取ろう」とする姿勢で取り組んでいれば、「攻め」の発言をしたとしても「生意気」などと思われることはありません。
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”人間関係を築く”を振り返ります
32 会話のきっかけ作りは、万人ウケするジャンルがいい
33 次につながるおつき合いは相手への興味からはじまる
34 相手の価値観を探るなら スポーツ・映画・本の話題
35 お礼のメールでは「ビジネス定型文」は使わない
36 一筆箋を常備。気持ちは「手書き」で伝えて
37 同期は一生の財産。1年目のうちにつながっておく
38 社内資料で「会いたい人」を探す
39「○○線沿線住人の会」「○月生まれの会」を企画
40 友人と飲むときは「もう1人誰か連れてきて!」とリクエスト
41 関係を深めたい人は「ランチ」に誘う
42 厳しい人から逃げない。むしろ自分から近づいてみる
私からお伝えする内容が、あなたの課題の突破口となり、成長の一助となることを願っています。
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