かつおと昆布出汁でジュース作ってみた
私は今、料理と一緒に楽しめる野菜ジュースを作るべく、日々ミキサーを使って試作に励んでいます。
そもそもミキサーもジュース作りも初めてなので全く順調に進んでいませんが、何種類か試しているうちにあることを思いついてしまったのです。
「うま味成分がたくさん入ったものを使えば美味しくなるのでは?」
出汁にはうま味成分が多く含まれていると聞きますが、鰹節にはイノシン酸、昆布にはグルタミン酸が含まれているそうで(参照:かつお節から出る旨味成分とは何なのか)。
だったら入れてしまえば良いじゃないか!という安直な考えです。
ちなみに水や牛乳、市販のフルーツジュースを一緒に用いるのが一般的なようですが、それを真似るのも面白くないなという思いもあります。
そもそも最初は食材のみでジュースを作ろうとしていましたが、ミキサーが全く回転しませんでした。(多少水っけのあるものを入れないと動かないと後から知る)
それでは実験スタート!
出汁作り編
まずは出汁を作ります。
出汁の作り方は、白ごはん.comさんの記事を参考にしました。ありがたい。
冷水500mlを鍋に用意して、昆布を30分浸します。
30分経ったら弱火-中火の間くらいで沸騰させ、沸騰する直前に昆布を取り出します。
沸騰したら一旦火を止めてかつお節を入れます。
本来は水500mlに対して5gですが、グラム単位で計れるものがなかったため止むなく目分量で。
かつお節の風味が強すぎると困るので、2分経ったら火を止めてザルでこします。
ザルの下にはキッチンペーパーを敷きました。
これで出汁が完成。
氷水のボウルに乗せて急冷し、熱を冷ましておきます。
ジュース作り編
出汁ができたところで本題のジュースを作っていきます。
実はもともとみかんジュースを作ろうとしていたので、そのままみかんを入れてみましょう!あとはサラダプラムというトマトの一種も、面白そうなので一緒に入れてみます。
すでにどんな味になるのか予想がつきません...
はい、それではみかんから入れていきますね。
続いてサラダプラムも。
そしてここで、冷ましておいたかつお昆布出汁を入れると...
500mlって意外に多かったかな、という印象ですがまぁ良しとしましょう。
これで全ての準備が整いました。
2,3度クラッシュさせ身を砕いて、15秒ほどミキサーして完成〜!
はたして結果は...?
さぁいきます、結果やいかに!
お!なんか意外に良い感じ!
これはいけるのでは!
.....ん.....?
分離したあぁあああああ!
そうです、水分と実が完全に分かれてしまいました。今までこんなことなかったのに。実の方が軽かったからでしょうかね。どうしてだろう。
飲んでみました
ともわれ味だ、ということで実食です。
...
......
思ったより美味しい
というのが正直な感想でした。
しかし想定していたよりも不味くはない、という意味なので超絶美味というわけではありません。
飲んでみた感想をまとめると、
・とにかくあっさりしている
・甘くも酸っぱくもない、不思議な味
・みかんの味はほとんどしない(つぶつぶしてるなってくらい)
普通のトマトと同じくらい濃厚だけど、味が強すぎないから飲みやすいのです。コップ1杯さらっと飲めました。
そして水や牛乳で試した時よりも、満腹感が少ない。
食事中に飲めるジュースを目指しているので、この結果は大きな一歩ですね。
それにしても、みかんはどこへいったんだろう。
もう少し入れたら変わったのかもしれない。
ともあれこれで実験は終了です。
各食材の種類や量などはこれから検証を重ねる必要がありそうですが、出汁の可能性を少し見出せた気がします。
今後も新しい味に出会えたら、またご紹介します。
お付き合いありがとうございました。