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褥瘡裁判する?

母の最後は、施設→急性期病院→療養型病院という流れで、最後の時を迎えたのだけど、褥瘡ステージⅣになって、おそらく最後まで治らないで亡くなった。

施設にいて、そこまで重症の褥瘡になることは普通はあり得ないという介護従事者の知人・友人は多い。でも介護・看護現場では、割と日常的なことであることも聞いた。

施設から褥瘡になっていたことは、もちろん聞いていたのだが、当時私はあまり知識がなかったなので、少し赤くなっている程度だと思っていたし、施設の看護からの報告もそれほど深刻なものだという印象はなかった。

当時のことはnoteにも書いてあるが、父の葬儀のために自宅に母を連れて帰ってきたことで、そこまで進行していることを初めて知り、その時は相当なショックを受けたことを記憶している。

あと、パーキンソン病患者のポケット褥瘡に関して、調べて参考になった論文も紹介しておきます。

「ポケット褥瘡を有したパーキンソン病患者のケア経験」https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnwocm/16/1/16_19/_pdf/-char/ja

とりあえず、どうするかこの先はわからないですが、看護日誌と、ケアマネから介護アセスメントと、当時の担当医かたのカルテ、緊急で見てもらった大学病院のカルテは集めて手元には置いてあります。

まだ入院中で、施設の籍を置いてる時に、施設のある区の介護部門の担当の連絡して、施設に対しての指導を仰いだが、株式会社運営の施設であるため、東京都の管轄だということで、区から施設への注意喚起だけに終わった。その時、一応施設の経営者から連絡もあったが、最初は「うちの何か悪いのか?」的な、言い方だったので、「褥瘡がひどくなっていたことの報告がなかったことに怒っている」と伝えたら一応、謝罪はあったが、私はまだ少し不満が残っている。

私が感じているのは介護はプロに任せてればいいというのではなく、家族もちゃんと知識を持って介護従事者及び経営者・施設長にちゃんとものごとを言えることも大事なんじゃないかなと感じている。

そうは言っても介護は、自分の意に反してやってくるし、そんな知識を得る時間もないかもしれないですが・・・。

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