「ヒューマノクラシー――「人」が中心の組織をつくる」を読みました
この本は従来とは異なる社員が中心の組織を作ることについて書かれている本です。従来企業の組織というのはトップからヒエラルキーを作ることでマネジメントし結果が出てきましたが、昨今変化が早い中では現場に顧客の情報があり、現場中心に価値を生み出す組織の方が成長するという考え方が出ています。
この本では組織がトップダウンだと、官僚的になり、社員が顧客より上司を見るようになる。そしてトップに情報が集まらず結果間違った意思決定をする可能性があるということだそうです。
様々な海外の組織の事例が紹介されていますが、現場中心に改善を行い、KPIからインセンティブを設定する仕組みで成功している会社が増えているそうで、昔の日本企業のように会社が家族やコミュニティのようになるケースが多いようです。もちろんなれ合いではなく高める組織文化となりますが。
これを作りマネージすることは相当難易度が高そうですが学びになりました。
組織について悩んでいる経営者にお薦めの本です。