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読書|機嫌のデザイン

先日は
ソニーで製品デザインをされていた
秋田道夫さんの
こちらの本を読ませて頂きました。

一部をご紹介させて頂きます。

“景色としての自分を美しく保つ”

世界が美しくあってほしいならば、
その景色の一部である自分からまず整える。

私が機嫌にこだわるのは、
そんな理由からです。

景色を良くするために…というのは良い発想ですね。見習います!

“人は環境に左右される”

負の影響は我慢せず、自ら離れる。

ちょっと嫌だな、
疲れるなと感じたら、
そこから離れます。

それは場所に対しても、
人に対してもそうです。

たとえば電車に乗った瞬間、
同じ車両の中に
イライラしてる人がいると感じたら、
車両を移動します。

カフェに入って、
空調の位置や、
騒がしい人がそばにいる席に案内された場合、
席を変えてもらったり、
場合によっては店を変えたりします。

傾向として、
どうも気持ちに余裕がない人が
そばにいるとダメですね。

私に限らず、
人は環境に影響を受ける生き物です。

これ、実は私もやってます!!

“人に期待しない”

前からよそ見をしながら
こちらに歩いてくる人がいたら、
「ちゃんと前を見ている人」が
相手を避けることになります。

理不尽ですが、
そういうものです。

やはり、そうなりますよねー。でも最終的には、ちゃんと前を見ている人の方が、徳を重ねていくように感じます。

“「気を使う」と「気が利く」の違い”

親切の極みは、
その親切を相手に悟られないこと。

気を使う人は損をして、
気が利く人は得をする…
の意味は?

「気を使う」とは、
人からどう見られているかを
気にして神経をすり減らすイメージ。

それに対して「気が利く」というのは、
先回りして相手を
喜ばせるニュアンスがありますね。

なんといいますか、
自分から仕掛けて
親切を楽しんでいる雰囲気を感じます。

「気を使う」は
相手の顔色を伺いながら、
ビクビクしてことをなすので、
結果として余計なことまでしてしまう
リスクもあるんですね。

まさに「親切が仇」となるわけです。

「気が利く」の行動は先回りです。

相手が気づく前には
もう親切が完了しているんです。

「喉が渇いたな」と感じる前に、
すっと飲み水が出てくる。

ドアの前に立って、
ドアを開けようと思う前に
ドアが勝手に開くような配慮です。

この話、とても勉強になりました。「やろうとしたときに、やってくれる」では、遅いんですね!「親切をする」というのも、何度も繰り返していくことで、レベルが上がっていき、ある一定のレベルになると「気を使う」が「気が利く」に進化していくのではないでしょうか。

“情緒の気圧配置”

誰でも「不機嫌になる」というのは
ある意味平等ですが、
本当に困るのは「お天気屋」の人です。

先週会った時は
やたら機嫌が良くて愛想も良かったのに、
そういう気持ちで今日会ったら
「あれ?」と思うぐらい
接し方に愛想がなかったりする人です。

情緒が不安定だから
「お天気屋さん」なわけです。

「あらかじめ言っておいてよ!」と。

天気予報のように、
今日は雨が降るとわかっていれば
折り畳み傘をもっていきますよね。

でも、
あんなに晴れていたのに急に嵐が来るなんて、
知る由もありません。

無理して
「晴れ晴れ」している必要はありません。

曇り空で十分です。

晴れたり、
雨が降ったりするのは楽しいですが、
近くにいる人からすれば
常に曇っているぐらいの方が
助かったりもするものです。

確かに…情緒の浮き沈みが激しい人は、毎回会うのが怖いですね。まるで毎回初対面のような気持ちになります。いつも同じリアクションをしてくれれば、接し方にも困らないですしね。

“どこかに偉い人が潜んでいる”

誰に対しても「さん」付けで話す。
私は上や下、内や外、
そういう区別なく等しく「さん」付けで
お名前を呼びます。

「あなたの偉そうにしている姿」を
「あなたより偉い人」は
陰で良く見ているものです。

昔、師匠に「相手が年下だろうと何だろうと、必ず最初は敬語で話せ。初対面でタメ語で話すことで、相手に親近感を感じさせようとしているのかも知れないが、まずは相手に敬意を示す方が重要だ。」と教わりました。こういうことにもなるんですね。

“納期に9割より、翌日に5割”

私は、打ち合わせの翌日には
依頼されたものを提出してしまいます。

ただし、
それは100%の完成品を目指すのではなく、
50%でもいいんです。

50%でも良いから早く出すことで、
相手に方向性を確認できるではないですか。

もし間違っていても、
修正する余裕もありますから安心でしょう。

相手のことを考えるなら、やはり5割で翌日提出ですね。ただ「早く」ではなく、このように理由がハッキリすると理解できますね!


以上になります。


こちらは、
私の水泳本です!

もし宜しければ、
本屋さんで手に取ってみて下さい☺️

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