Q&A｜けのびの姿勢とクロールを泳いでるときの姿勢って違う？
ご質問いただきましたので
お答えさせて頂きます。
Q.
けのびの姿勢で、クロールを泳ぐと
どうしても身体が反ってしまいます。
泳ぐときは
ストリームラインを意識！
・・・と、コーチに言われますが、
泳ぎ出すと
どうしてもうまくできません。
森せんせーのブログを読んでいたら、
「もしかしたら、
けのびとクロールの姿勢は
実は違うのかも！？」
と、思うようになりました。
間違っていたらすみません…
私の目標は、
長く楽にキレイに泳ぐです。
A.
ご質問ありがとうございます！
はい！
まさにその通りです！
本当に
誤解されやすいチャプターです！
まず、
けのびの姿勢と
バタ足の姿勢と
クロールの姿勢が
どう違い、どのように変化させていくかを
ご紹介させて頂きますね！
①けのびの姿勢
けのびの優先事項は、
壁蹴りの初速を活かすために
「抵抗を減らすこと」です。
うまくいくと、
けのびだけで12.5m到達できますね。
水の中では
細くて長い物体は大きく抵抗が減ります。
なので、
けのびの姿勢はこのように陸で
背伸びしてバンザイして手を揃えるのが
ベストです。
⬇︎水の中だとこうなりますね！
胸郭が固まっていると、
腕がここまで上がらないので
その場合は、
無理はされないように
ストレッチなどを行いましょう♪
②バタ足の姿勢
次に、
バタ足の優先事項は、
けのびを続けると、落ちてくる速度を
なるべく殺さないようにスイムに繋ぐ…
…と、いうのは
トップスイマーがやることです。
最速タイムを目指さなければ、
「効率良く脚を動かすこと」が
最優先事項です。
その場合の姿勢作りは
陸上だとこのような姿勢ですね！
水中だと…
⬇︎この姿勢でバタ足です。
うまくいくと、
身体を浮かした状態で
歩くぐらい楽に
キックを打つことが可能になります。
⬇︎前から見るとこうですね！
腰が自然に浮かびます。
頭を入れ込んでしまうと、
下っ腹の力が抜けてしまうので
前方を見て下さいね♪
③クロールの姿勢
そして、
楽に泳ぐための
スイム(クロール)の優先事項は
「自然なローリング」です。
そのためにも
バタ足の姿勢から
手を肩幅より開きましょう。
何故、開いたかというと、
ローリングをすると
自然に手が内側に入ってしまい
オーバーローリングしてしまうからです。
手の位置を軽く開いておけば、
“外から入水して、内側に伸ばせ”ば
自然にローリング&真っ直ぐ手を伸ばす
ことが可能です。
以上が
けのび→バタ足→クロール
の姿勢の違いです。
しかし、多くの方が
“けのびの姿勢が、
バタ足やクロールの姿勢と同じ”
だと思っているように思います。
もちろん、
選手などのトップスイマー達は
この3つを同じ姿勢(のように見える)
で出来るように
日々、血の滲むような
筋トレやストレッチなどを行い
メンテナンスをしています。
ただ、
マスターズ競泳の大会を見ている限り、
それが出来てるな…と思えるのは
今のところ、
30〜40代の日本記録以上(元選手)の方達ぐらい
に感じます。
④まとめ
以下が
けのび→バタ足→クロールの姿勢です。
このように、
壁を蹴ったらその都度姿勢を変えて
泳ぎに繋げてみて下さい。
そのうちスムーズに
繋がるようになります！
私が書かせて頂いた
こちらの「大人のやさしい水泳教室」の本にも、
姿勢の裏話がいくつか書かれていますので、
もし宜しければ
本屋でページを開いてみて下さいね！
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