何枚でも欲しい、ハンガリアン刺繍のブラウス
刺繍に目がない。
それがヴィンテージの刺繍ならば、尚更目がない。
そしてそして、それが東欧や中欧の伝統刺繍だと、もっともっと目がない。
今回の子は、70年代ハンガリー刺繍のブラウスなのだ!
Etsyで出会い、かれこれ5年使用している。
Etsyというのは、海外のオンラインショッピングのプラットフォームのことである。簡単に言うと世界版の楽天みたいなもので、世界中の色々なお店が登録していて、そこでアイテム検索をすれば、横断的にアイテムを探すことが出来る。このブラウスは、そこで見つけたイギリスのお店で購入した。気になるお値段は、38.98ポンド、日本円で5,071円也(ネットショップで買ったのでデータが残っていた)。
私はこのEtsyでヴィンテージのお洋服を検索するのが大好きなので、たびたびここでも紹介していくと思う。
さて、このブラウス、めちゃくちゃかわいいのだが、典型的なハンガリアン刺繍のブラウスである。
胸元を飾るお花のガーランドも、両肩にちょこんとついたブーケも、ふちを彩る赤いスティッチも、すべてが「The・ハンガリアン刺繍のブラウス」なのである(スティッチはレインボーなのもよく見る)。
刺繍の次にかわいいのが、そのシルエット。残念ながら5年間酷使したことでシルエットが少し変わってしまったのだが、本当は腕とウエスト赤いスティッチのところは、キュッとくびれてフェミニンな印象なのだ。くびれがなくなった今でも十分かわいい。
世の中には私と同じく刺繍が好きな同志が少なくないようで、これを着ていると結構褒められる。「10年着ているワンピース」の記事で紹介した「旅するワードローブ」にも、この子はばっちり入っている。軽くてすぐに乾いて、パッと見てすぐかわいいからだ。
ある国の伝統的なお洋服を、異国の人間が普段着にしているのは何だか不思議な感じがするけれど、リスペクトさえ持っていれば何ら問題ないと思っているので今日も着る。
暑い夏はこのブラウスをサッときて、ジーンズはいて、麦わら帽子被ればそれでおっけー!
あー、やっぱり刺繍はかわいいなあ。次に狙っているのはウクライナの刺繍だけど、やっぱりハンガリアン刺繍も、もうひとつ買ってしまいそうだ。
・愛用歴:5年