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ダイヤモンドコーティングの金管マウスピース
金管楽器を演奏する方でも金属アレルギーの方は一定数おり、マウスピースにメッキ加工をしたり、プラスチックのマウスピースを使う等工夫をされているかと思います。
今回ご紹介するのは世にも珍しいダイヤモンドコーティングのマウスピースです。
Diamond Brass ®
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銀メッキの上からでなく、真鍮の上にダイヤモンドコーティングを施したものです。
では私が使ってみて感じたことを書いてみたいと思います。
・口当たりが大幅に変わります。
びっくりするくらいマウスピースが滑らないです。
主に金属アレルギー対策として施される金メッキ加工、プラスチックリムは銀メッキと比べ、マウスピースが滑りやすい傾向にあり苦手な方もいると思います。そんな方にはぜひダイヤモンドブラスを試して欲しいです。
また金属アレルギーに関係なく、マウスピースをほとんど動かさずに固定する吹き方をされる方にも合っていると思います。
・表面はダイヤモンドでもかなり薄く、下は金属なので、冬にマウスピースを当てたら冷たいという問題は改善されません。
寒い外で演奏する機会があり、その対策になるかもと思いましたが残念ながらなりませんでした。
・音質の変化はほとんどありません。
ほんの少し、金属らしい印象が薄くなり、柔らかくなる感じです。(本当に気持ち程度です。)
ネロ楽器さんで取り扱っているので興味ある方はぜひ!
加工済みのものもありますし、ご自身のマウスピースに加工していただくことも可能です。メッキ剥離代、ダイヤモンドコーティング代がかかります。オーストリアで加工しているそうなので2ヶ月ほどかかりました。納期は時期によるはずなので必ず2ヶ月ではないと思います。
ではまた!