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もう一つ、あったかもしれない別の幸せ

いつか、「目の前のものをすべて受け入れてみたら、人生は豊かなものになると思っているよ」 私にそう言ってくれた人がいた。 その人と話していた頃の私は、誰一人として本音を話すことができず、困っていることや悩んでいることをはなすことはもちろん、弱音を吐くこと、甘えること…そのいずれもすることができなかった。 自分を見せる。それができなかった。 過去に、仲が良い子が他のクラスの子と遊ぶようになった時に、「どうして私と遊ばないの!」と癇癪を起こしたことがあり、そのことがトラウマ

    • 幸せだな、と思う。【もっと、「幸せだな」と感じられるようになりたい。】

      • 彼は、とても優しい。「あんまり会えなくてごめんね。」と言ってくれる。今日も別れ際、「お昼一緒に食べられなくてごめんね」と言ってくれた。私はその時、「ううん、いいよ。全然!」と言った。仕事がとても忙しい中、会う時間を作ってくれた。でも、そう口にした後、天井棚にひっかけて吊り下げられている、洗濯したTシャツに、身体をひっかけてしまって、Tシャツとハンガーを床に落としてしまった。言葉ではそう言って、意識している自分の気持ちでも「ううん、いいよ。全然!」と思っていたとしても、もっと深

        • 呼吸

          私に呼吸の仕方を教えてくれる人がいる。私はもともと才能がないし、身体の使い方がわからない、間違えてしまう人だし。ずいぶん、身体を壊してしまう呼吸の仕方をしてしまっていたから。誰もが、生まれた時から身体を使える、とは限らない。「上手」と言ってくれる声を聞きながら、その時の使い方を覚えていく、「その時」を少しでも増やすことなのだと思う。

        もう一つ、あったかもしれない別の幸せ

          暮れなずんでいたところから、上がる。

          「自分の世界は自分で作らないと。」そう思ったら、おかしくなくなった。今はイヤホンをして無音の状態でいる。そして、ベッドに寝ころんでいる。    おそらくこれは、点滴をしてベッドに寝ている人と同等で、自分の身体がどういう状態か、ということを量ることができる。 現代は、病気でありながらも、普通に仕事をする、会社に行くことができる時代だ。昔なら、精神病棟で暮らす、もしくは、都市から離れ、少しの人家と山と田畑があるような地で暮らしていただろう。今の社会がどうの、ということではない。

          暮れなずんでいたところから、上がる。

          羅針盤

          彼と幸せな人生を歩めるように。そのために、私がするべきことは何か。こんないい人、なかなかいない。私は一途じゃないのに、好きでいてくれたり。本当に、いい人なんだと。「美奈ちゃんがいるからな」と先のことを考えて行動してくれたり、「思ってるより、俺、美奈ちゃんのことが好きみたいやねんか」と夜に行う仕事の量を減らしてくれたり。私はすごく、愛されている。私、彼のことがとっても大好き。すごく愛おしい。愛するとこうなるから、だから、嫌だったんだ。好きすぎて、すごく嬉しくて、楽しくて、幸せで

          具体的な目標設定

          たしかに、具体的に目標を設定することは難しい。こうなりたい、と漠然とした像を思い浮かべても、なかなか行動へと実行することが困難である。毎日をただ漠然と過ごすことになってしまう。 最近、沢登りを始めた。先月、二度目の沢登りで鈴鹿の渓谷に行ってきたのだけど、その次の日、すごくクリアに視界が良好だった。たとえば、電車の中に乗っている時、周囲の女性達をきれいだな、と思うのだけど、疲れた表情をしているな、とも思った。毎日頑張っているんだな、と。その日は月曜日の朝だった。 彼女の前に男

          具体的な目標設定

          呪い

          セッションを受けた時、「呪いみたいだね」と治療家の方が話した。私はそのことをまったくと言っていいほど、理解していなかったのだけど、それがどういうことなのか、わかった。 天神様にお参りに行った。恋愛の鳥居と本殿の鳥居があって、恋愛のお賽銭箱の前で礼をして、お祈りしている時、別の男性に対して、「幸せになりますように」と祈ったのだ。それは、私がセッションを受けに行った原因の男性であった。「どうなってるんだ、私の身体は」と思った。その後、本殿でお詣りしていると、好きな男性、愛してい